ホーム横浜国際総合競技場で行われるACLグループステージ第3節は、フィリピンのカヤFCイロイロとの対戦となる。
カヤFCには、日本人FW堀越選手が所属している。
Jリーグではない試合の、水曜日開催とあって、動員が心配されたが、強者たちがゴール裏に集まってきた。
果敢に声援の指揮を執る、我らがマリノス君の雄姿を見よ。
負傷離脱者続出の上に、Jリーグとの兼ね合いもあり、注目された今日の先発メンバー。
GK一森、DF松原、喜田、永戸、
MF渡辺、吉尾、
FW水沼、西村、杉本、エウベル、井上。
一森が最後尾を務めるのはなんとなくわかるとして、そのほかは誰がどこに入るのか、試合が始まるまで判らなかった。
DFラインは3バック、渡辺と吉尾がダブルボランチを組む。
水沼、井上が両ワイド、中央に杉本、その左右近い位置にエウベルと西村。
両ワイドは、局面で下がってくるとは言え、かなり攻撃的になるので、優位に試合を進めることができる相手と見ての布陣だろう。
試合はその通りに進んだ。
カヤFCは、最終ラインに5人を並べて、ゴール前を固めてくる。
それをなんとか崩そうとするマリノスだが、ここで永戸にアクシデントが発生した。
立ち上がれないままピッチを去ると、榊原に交代となった。
そのあと、歩いてはいたので、大事ないといいのだが。
吉尾が1列下がり、榊原がボランチの位置に入る。
先制ゴールは35分、だが、早々に副審がフラッグを上げていて、両軍アクションがなかったこともあり、直後のVAR介入の意味が、さっぱりなんだかわからなかった。
とにかく、水沼のゴール。
相手が完全に引いていた状況で、この先制点は大きかった。
後半も、前半と同じ展開が続く。
なかなか追加点を奪えないマリノスだが、急造の守備陣にも不安はない。
杉本のゴールで加点、さらに交代選手を繰り出すと、最終盤は杉本、アンデルソンロペス、植中と、マリノスのCF全員が出場する超攻撃的布陣となった。
アディショナルタイムに、そのアンデルソンロペスが決めて3点め、3対0で勝利を収めた。
相手のことを考えれば、勝利は順当。
しかし、このメンバー構成で勝てた、めぐりあわせの良さもあったが、ACLはもちろん、Jリーグにおいても、今日大差で勝ったのがでかい。
逆境に燃えて勝ち進めマリノス。