『北斗の拳』のラオウのスピンオフ。
修羅の国を出てから、ラオウがどんなことしてたかが描かれる。
ちょいちょい、『北斗の拳』のキャラが出てくるのが面白い。
最終的には、ラオウがケンシロウとの対決に到るまで進むので、
裏側を見てるようで楽しい。
【各巻あらすじネタバレメモ】
天の覇王 北斗の拳 ラオウ外伝 1巻 Amazon |
ラオウと黒王との出会いのエピソードあり。
王は死んではならない、王が死んだら千の兵が死ぬ。
天の覇王 北斗の拳 ラオウ外伝 2巻 Amazon |
サウザーとの争いと一時和睦。
カサンドラの龍帝との出会い。
トキ探し。
天の覇王 北斗の拳 ラオウ外伝 3巻 Amazon |
トキのいる村にアミバがやってきた。
アミバは一方的に遺恨がある様子だが、
あっさり負ける。
そして、ラオウとトキの会話が熱い!
トキは兄弟での殺し合いの無意味さを説き
カサンドラに幽閉される。
トキかっこいいなぁ、やっぱり。
そして、カサンドラでは死刑にしても死なぬ兵の噂。
死刑にしても死なぬ兵は、
あのウイグル獄長だった!
ラオウは南斗のリュウロウを片腕にするため口説きにいくが、
彼はこの乱世を終わらせるのはケンシロウだと説き、戦いに。
その後、南斗のリュウガがラオウの元に仕官してくる。
天の覇王 北斗の拳 ラオウ外伝 4巻 Amazon |
リュウガは、乱世を終わらせるためにはラオウの力が必要とし、
彼の名を落とさぬため非情な副官になることを決意。
ソウガも同調し、ラオウの軍の凄絶さが増していく。
サザンクロスのキング討伐のため現地に赴いたリュウガは、
そこで雲のジュウザと再会。
ジュウザから、キングの正体はシンであること、
ユリアは死に、
サザンクロスには仇討ちのためにケンシロウが向かっていること、
を知り、
一旦兵を退く。
ラオウはその知らせを聞き、一人になってから悲しみを漏らす。
ラオウに密かに思いを寄せる昔馴染みのレイナは、ラオウには内緒で、
不審な動きを見せる軍のを調べにいく。
そこは、女性の刺客を育て上げる軍で、
レイナも罠にかかる。
レイナを罠にかけたダガールの正体はユダだった。
レイナはマミヤに救われ難を逃れるが、
ラオウの事がますます分からなくなり、
戦いに打ち込むことで考えを紛らす。
その頃、冥王軍の調査に出ていたリュウガが何者かに討たれる。
ラオウは全軍を呼び戻し対策を講じようとするが、
その時レイナとソウガは、
胸に七つの傷のある男に遭遇。
ご存知、
「俺の名を言ってみろ」
のあの人が登場。
天の覇王 北斗の拳 ラオウ外伝 5巻 Amazon |
レイナとソウガが拳王軍だと知るや、
態度を変え名を明かすジャギ。
彼はケンシロウの名を落とすためにケンシロウを名乗っている、ラオウと争う気はないとし、
ソウガも兵を引く。
シンと大佐がケンシロウに倒されたとの知らせ。
リュウガを倒した謎の村を探るため、ソウガは策を立て村へ向かう。
ソウガも、村の正体を掴んだものの敗れる。
ラオウは村に侵攻、
暗殺拳の使い手を簡単に倒し村を制圧
(初めからこうすりゃよかった説)
するとラオウの元にカサンドラ陥落の知らせ。
ウイグル獄長は死亡。
やったのはトキ、マミヤ、そしてケンシロウだという。
ラオウは運命に決着をつけるため、一人向かう。
で、ケンシロウとのバトルは描かれず、
兄弟やレイナ、ソウガが幼かった頃の、
「強くなって世の中を平和にする」約束の回想が入り、物語は幕を閉じる。
特別編として、ラオウの息子リュウが、
父親への疑念から、父への憧れを取り戻す短編が収録。
拳法を一ヶ所に集めるために拳法家を殺して回った、というのが正当化されるのがどうも納得いかない気がしつつも、
息子は屈託のない子でよかった。