「ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ」 監督・脚本/ジョン・キャメロン・ミッチェル

出演/ジョン・キャメロン・ミッチェル、スティーヴン・トラスク、ミリアム・ショア、ノーシス:マイケル・ピット、アンドレア・マーティン 他


◆ベルリンの壁が作られた年、東ドイツで男として産まれたハンセルは、黒人の米軍軍人と出会い、彼と結婚しアメリカへ渡るため、母親の名前「ヘドウィグ」を借りてやむなく性転換手術を受けるも、手術は大失敗。1インチの肉塊が股間に残ってしまう。
そのうえ離婚されて絶望したヘドヴィグは、昔からの夢であったロックスターへの道をゆく決意をする。
そんな折、ベビーシッターのアルバイト先の豪邸の箱入り息子・トミーと出会いすぐに惹かれあう。
トミーに全ての愛と歌の才能を捧げたヘドウィグだったが、不完全な身体がばれてトミーは怖気づいて逃げたうえに、ヘドウィグの作詞作曲した歌を全部盗作して一人で世界的なロックスターになるという裏切りをする。
その裏切りを恨みつつもトミーへの愛を捨てきれないヘドウィグは新しいバンドを結成し、トミーのツアー先を辿ってドサ周り的にライヴをしていく。

オススメ度 ★★★★★★★★★★10

◆ドラッグ・クイーン的な出で立ちと派手なパフォーマンスで自分の悲しい半生と愛を歌にし叫ぶヘドウィグの姿は滑稽でいて美しく、悲しい。
監督・脚本・主演を果たすジョン・キャメロン・ミッチェルは、最初はなんかアバンギャルドすぎてびっくりしますが慣れてくると可愛くみえてきます(笑)。久しぶりにサントラ欲しくなった映画。いろんなところで絶賛されている映画ですが、病笑もこれは文句なしにオススメだと思います。
ラストは一見悲しい結末に見えるけど本当にそれが真実なのかわからない、もしかしたら映画の最後からが、ヘドウィグの新しい人生の始まりではないかと思います。(02/9)