今日は

リバイバル上映の作品を見てきました。


1秒先の彼女


何故か

私は「時間」を操る系の作品が苦手で

理解力が乏しくなってしまいます。


今回も、一所懸命話について行こうと

頑張ったのですが


残念ながら

何だか惨敗です。


でも、途中から

もう細かいことは手放して

主人公とそのお相手の気持ちに

入り込むようにして見てみたら


とても優しく、

どこか懐かしさを感じるような


そして

台湾のお話なのに


全体的に

大林宣彦監督の世界観を

昔観ていた頃のような


暖かくて

少し黄昏るような気持ち

泣くほどじゃなくて

でもジワーっと心に沁みる


似た匂いを感じる


とても素敵な2時間でした。



私は2年前に父を亡くしていますが

もうそのずっとずっと前から

身体を壊して、元気だった頃の父とは

お別れをしていた気持ちだったので


ああ、、

父が近くに本当はいる、、なんて

思えたらいいなぁ、、などと


個人的な想いを馳せながら

観ていました。


基本的に

死後の世界とか

霊的にどうとか

魂がなんとか、とか神様仏様とか

私の中では皆無なのですが


映画を観る時は

自分の価値観やら信念やらは

どこかへ置いといて


純粋にその作品の

世界へ飛び込むようにしています。


それが映画を観たり

ミュージカルを観たり

ライブに参戦したりする醍醐味だと

いつも思っているので。


だから

心に染みる作品を観ると


何日か

その作品の世界にジワーっと

浸かってしまいます。


今回はちょっとそんな感覚でした。