大学生の頃、

「シザーハンズ」を観たのが

ジョニーデップさんとの出会いでした。


その後、

言わずもがな

「パイレーツオブカリビアン」の

ジャックスパロウが最高にハマり役で


かと思ったら

「チャーリーとチョコレート工場」では

ウィリーウォンカ役を

何とも美しくお茶目に演じて

「アリスインワンダーランド」では

マッド役が

これまた面白くて、、


そして今回の

ジャンヌ・デュ・バリー


では

ルイ15世役でした。


この方、

普通の男性役の映画は

正直全然記憶に残らない人なのですが


何かに

「扮する」役を演じると

とんでもなく素敵なので


私は多分、ジョニーデップ自身より

ジョニーデップが「扮した」役そのものを

愛しているのだと思います。


今回は

歴史上の実話に基づく作品なので

あまり期待していなくて

もしかして途中寝たらごめんなさい

くらいで観に行きました。


ジャンヌ役は脚本と監督もこなした

マイウェンという方で

正直なところ、

絶世の美女感が足りなくて

そこだけ残念でしたが


作品全体としては

とても魅力的で、ダラダラとした感じも

全然なくて

衣装やセット、実際にヴェルサイユで

撮影もしたそうで

全てが丁寧で

楽しんでいるうちに終わりました。


ジョニーは御年60歳だそうで

敢えて若作りしないで、

昔の王様がしたであろう変なお化粧を

施して、素晴らしい出来栄えでした。

以前のジャックでもウォンカでもマッドでも

ない、ルイ15世が

そこには君臨していました。


新境地といった感じもして


これから先、

渋みのある役へシフトしていく

一歩になったのかなぁ、と、


楽しみにもなりました。