夏休み中は

子どもさん優先なラインナップの映画館。


沢山楽しんで

映画の良さを知って

未来の大人の映画ファンが増えますように。


そんな訳で

先週は映画館へは行かず、

Netflixで

聞いた事もないような(失礼ながら)

作品を観てみました。


星の子


すごく久しぶりに

芦田愛菜さんの演技を観ました。


子役の、

「泣き」が上手な子のイメージが

強くて、失礼を承知で言うなら

どこか「良い子」を装っている

こまっしゃくれた子ども、、


そんなマイナスイメージでした。


でも、

素敵なお嬢さんに成長した彼女は

中学高校時代、ある程度、普通の学生として

過ごしたんだろうなぁ、、と

想像させる、とても自然体な

彼女の表現が素晴らしかったです。


内容としては


謎の宗教に両親が傾倒して

家族としての体を成していけなくなり、

そんな環境での

思春期の彼女の揺れ動く気持ちを

細やかに描いています。



え、これって、、

安倍元首相がお亡くなりになった原因の

あの話が絡んでるの?


と思ったら、


劇場公開は2020年秋。


全然前なんですね。



私の祖母は敬虔なクリスチャンだし、

もう一人の祖母も浄土真宗の檀家として

婦人会の役員を務めた人でした。

宗教がまるまる「悪」だとは思いません。

2人の祖母はとても尊敬できる人達でしたし、

神様や仏様に関するお話は

自分の生き方にとてもいい作用をもたらして

くれた事も沢山あるので。


この作品もラストが

「お、、え?



ん?終わりなの?」といったエンディング。


多分、

宗教に対しての解釈は

その人その人の心持ちによって

必要だったり、不要だったり、

善だったり、悪だったり、

ひとくくりにはできない世界観だから

わざと、こちら側でその先の行く末を

決めて欲しかったのかもなぁ、と

思いました。


考えようによっては

宗教に対して切り込んでいるこの作品は

結構難しい題材だったろうと思います。


でも

そこだけに固執するのでもなく


恋愛や友情が

さりげなく散りばめられていて


何より出演している演者さんが

良い味出していました。


それにしても


芦田愛菜さんは

やっぱり

演技上手いなぁ。



それが一番強く心に残りました。