何年か前に観た映画ですが、

ふと、

良い映画だったなぁ、、と、

思い出した作品があります。


グリーンブック


アメリカでは

人種差別を表立って叫ぶ事は

無教養であり、

そもそも肌の色や出自で

人を差別するのは良くない、と

世間が言い始めた頃のお話でした。


正直、

私は日本でしか生きていないので

人種差別というものの本質を

完全に解ってはいないと

思います。


が、


そんな私がこの作品を観た時、

まず感じた事は

「過去のアメリカは

こんなにも普通に差別して

呼吸と同じくらいの感覚で

差別が人々に根付いていたんだな」

という事でした。


今のアメリカはどうでしょうか?

アメリカに限らず

やはり一定数は

『白人至上主義』が存在するのも事実でしょう。


欧米諸国のそういった差別問題を

ちゃんと勉強してきた人間ではないので

全ての事実や真実を知る事は無理ですが


こういった、

地道な人と人との関わりや相互理解を

繰り返しながら

あらゆる差別が少しずつでも

減ってゆき、


言葉は違っても、

世界中が優しく、地球のように

丸く、美しい気持ちが広がればいいなと

心から思います。


最近では


世界的に不安要素が広がり過ぎて

隣の人に

隣の国に

優しくできない状態が続いています。


そんな時こそ


この映画みたいな

地道でも、少しずつお互いを認め、

受け入れられるような努力が

必要なんじゃないか、と


つくづく思います。


バイオレンスやスペクタクルは

殆どありませんが

とても心が柔らかくなる

素敵な映画でした。