遥か昔は

よくミニシアターに出掛けて

単館上映ものを観たものでした。


でも、

ある時に

これは何を観せられているんだろう?

と思うほどに、ムカムカする内容の

映画に当たってしまい、

それからというもの


単館上映から離れてしまいました。


でも

このドキュメンタリー映画は

私の第三の故郷の物語なので


どうしても観たくて

行ってみました。





行こう行こうと思いつつ、

独特の雰囲気がありすぎた魚市場は

私には敷居が高すぎて

行けずじまいで閉場したので

どんな人達がここで営み、買物をし、

情を交わし合ったのか、

とても興味深く観ました。


館内で静かに涙するおばあちゃんが

沢山いました。

きっと、浦安という街が

「ディズニーがある浦安」ではなくて

「アサリや海苔が沢山獲れる浦安」

だった頃から慣れ親しんだ方々なんだと

思いました。


当たり前にあるものなんて

一つもありはしない。


仕事、家族、街の風景

自分の健康、他人の生活、、、


改めてどれだけ絶妙なバランスのもとに

自分が生かされており、

幸せを享受しているのか


思い知らされました。


また、

敷居が高いなぁ、、と

躊躇するよりも

一度でいいから

知らない空間に踏み込んでみれば

案外簡単に溶け込めるのかも

とも思わされました。


大好きな街を

スクリーンで観られる経験、

とても嬉しかったです。