水曜日、

とても気になる映画を観てきました。


She said


記憶に新しい事件を描いた

作品でした。


ハリウッド映画は大好きな作品も

もちろん沢山あるし、


華やかでダイナミックな映画は

やはりハリウッド映画が一番かなぁ、と

思っています。


そんな夢の世界が詰まったような

ハリウッド映画の業界内で

とんでもない性犯罪者が

野放しになり、しかも

相当な権力を持ち合わせているという

何ともびっくり仰天な事実でした。


日本の俳優や監督も

ここまで酷くなくとも

似たような話で業界からいなくなった人が

ここ最近ちらほらいましたよね。


人間は

やはり能力が高い人は

世の中の沢山の人から必要とされ

それがいつしか

カリスマだの神だのと持ち上げられ

謙虚さや他人への配慮を平気で

忘れてしまう人がいるのですね。


本当に信じたくない事ですが

この映画を観てその事実を

まざまざと見せつけられた気持ちになりました。


私は

映画を観る時、

すごく現実離れした世界の話も大好きですが

こういったルポルタージュに近い作品も

とてもとても興味があります。



自分が性別上女性なので

生きてきて半世紀以上、

「女の子なのに」「女なら」「どうせ女は」

という枕詞に何十回も遭遇しました。


コンピュータソフトの営業職だった頃

30年前は女性がとても少なく

今なら完全セクハラな言動も死ぬほど

経験しました。


エレベーターで

専務にコートの襟を持って

脱がされそうになった時は

専務の上着を剥がしてやりましたが。


全くめげないタイプだったので

何ともありませんでしたが

今の世ではありえませんよね。


何事も経験とは言いますが


この映画に登場する

被害女性たちの心の傷を思えば

「何事も」ではないです。


とても心熱くなる映画でした。