私は

昔、乳幼児の頃一定期間

母方の祖母に預けられました。


約半年と聞いています。


今現在の半年間と

オムツが取れて言葉をどんどん吸収し

発するようになった半年間は

全くの別物です。


預けられる時は片言で

「ママ、パパ」と言っていたのが

半年後には

「とーちゃん、かーちゃん」と

言ってペラペラ喋ってきて

母はものすごくショックだったと

何十回も言われました。


だからなのか、なんなのか、

私は母との間にうっすらいつも

壁があり、

また、母も私には本音で話そうとしない人です。


そんな私は

湊かなえさんの書く小説を

初めて読んだ時、

心を撃ち抜かれたように

惹かれてしまいました。


そして、


今日

初めて映画館で

湊さんの小説の実写化を

観てきました。


母性


湊さんの原作は

敢えて読んでいません。

これから読みます。


何故なら

原作を超える実写化を観たことがないからです。


さすがの高畑淳子さん。

話も永野芽郁ちゃんも戸田恵梨香さんも

とても上手で話も良いのですが


樹木希林さん

大竹しのぶさん

高畑淳子さん


このお三方が出演なさると


全てを凌駕してしまう

圧倒的な世界観をお持ちです。


ついつい


高畑さんは

どのシーンででるかな?と、

期待してしまう私でした。


とにかく、


暗くて

おどろおどろしくて

人間の汚なさ、美しさ、健気さ、

卑怯さ、、、

一筋縄でいかない

湊さんの描く世界に

惹かれてしまうのです。


素敵な俳優陣で

とても怖くて楽しめました。


これから

小説が楽しみで仕方ありません。