私の大学時代は

1988年から1992年の春まででした。

バブル景気真っ盛りで

とにかく世の中が

キラキラのピカピカで

そこら中がお金持ちだらけで

学生さえも恩恵に与り、

なんだかんだとお金が入ってくる時代でした。


世の中の風潮に流され

お金がない人とは付き合えない、とか

デートでファミレスなんて、とか

車を持たない男なんて、とか

多分いっちょまえに

いい女ぶっていた時期に

観た映画が


「ゴースト」でした。


その頃

私は遊び呆けていて

おそらくですが、

恋人がいても

自由恋愛なんだから

遊ぶ男は別にいたってイイじゃんとか

ほざいていたと思います。

若さゆえ、過ちだらけでした。


デミムーアが

ベリーショートで

抜群に可愛かったのもそうですが、

亡くなった恋人のゴーストの存在を

認めるシーンなど、


とても

純粋な心の表現と

そこに流れる音楽

ライチャスブラザーズが

忘れられない感動をくれました。


それと同時に

その時の自分の考えが

浅はかで、人の心を分ろうとしていない

幼稚な存在である事を

とても恥じたのを覚えています。


基本、

あの世などなく、ゴーストなどいない

死んでしまえばそれまで。

だからこそ

あの世で、だの来世では、だの

不確かな事では無く、

今、この今生を精一杯生きると

決めている私ですが


映画を観るときは

自分の考えや価値観を

取っ払って観ます。


少しだけ

人の気持ちを考えて

行動できるようにしようと

反省した映画でした。


ゴースト〜ニューヨークの幻〜


アンチェインドメロディ