アイドルが映画に出るのは

今もジャニーズ事務所を筆頭に

乃木坂46さんやももイロクローバーさん

など、映画に舞台にと活躍されています。


昔はよく、友だちに誘われて

アイドル映画を観た覚えがあります。


最初の記憶は

東映まんがまつりという、

子ども向けの映画で

6本くらいの短いアニメ映画の中で

1本だけ、ピンクレディが

としまえんかサマーランドか

そんな感じの遊園地で楽しむ、、

というだけの映画を観たのが

初めてのアイドル映画体験でした。


子ども心に

「これは何だろう、

何か展開があるのだろうか?」

と思いながら見ているうちに

ものの30分で終わりました。


その後は


松田聖子さんの映画や

中森明菜さんの映画を観た覚えがあります。


大体お相手の俳優さんも

とても有名な人で

恋愛ものでした。


そんな中、

小泉今日子さんの

「僕の女に手を出すな」

という作品が

ちょっと毛色が違っていて

面白かったのを覚えています。


主題歌も

「木枯らしに抱かれて」という

今もって大好きな曲でした。


あの頃、角川映画が全盛で

薬師丸ひろ子さんが大好きでした。


本当は同時上映の

「紳士同盟」を期待して

観に行ったのだと思うのですが

残念ながらそちらは

覚えがありません。


キョンキョンが

鯉をひっ捕まえて

捕まえた責任で

鯉の洗いを黙々と食べるシーンが

何故か物凄く色濃く記憶しています。


あの頃から

小泉今日子さんは

オシャレも表情も

表現力も存在感も


甘ったるいアイドルという言葉とは

ちょっと違う気がしていました。


何十年も経って

今度は

彼女が監督をした


「食べる女」を観ました。


食べる女


小泉今日子さんは

やはり

ずっと、ものを考えている人なんだと

思いました。


日常の

「食べる」事

異性を

「食べる」事(表現微妙ですね)

それは

人間の欲の根本的なものです。


それを

女性のあらゆる立場や年齢の視線で

表現していたのだと思います。


小泉今日子さんと

同世代で幸せと思わせてくれる

映画でした。