昨年9月来日時、ユンギがステージⅣのがん闘病中の坂本龍一さんと会っていたとの話。

 

新潮で「ぼくはあと何回、満月を見るだろう」を連載していますが、今回完結を迎えそのなかにユンギとのエピソードが書かれているようですね。

 

『新潮』 2023年2月号

 

 世界的音楽家・坂本龍一氏による自伝「ぼくはあと何回、満月を見るだろう」。現在ガンのステージ4にあるという病状を赤裸々に明かし、初回の掲載誌が発売即重版されるほど反響のあったこの連載が、1月7日発売の「新潮」2023年2月号で遂に完結を迎えます。    

過去最長、約2万5000字の大ボリュームで語られるエピソードは、余命宣告を受けた直後のピアノ・ソロ生配信から、中国での大規模インスタレーション、オランダでの舞台芸術、ウクライナのヴァイオリニストとの共作曲、哲学者・柄谷行人氏の著作に示唆を受けた団体の活動など盛りだくさん。若い世代に常に影響を与えてきた教授らしく、経済思想家の斎藤幸平氏やBTSのSUGAら、第一線で活躍する才能たちとの交流も明かされます。  

また、昨年末に配信され全世界で6万人以上が視聴した「Playing the Piano 2022」と、1月17日に発売される新アルバム「12」に関しては、プロモーションでの本人稼働ができないことから、この連載最終回が坂本氏の最新の思考に触れることのできる貴重な機会に。自らの死を見つめ、「未来に遺すもの」とは何なのか――音楽と共に、ぜひその言葉にも耳を傾けてみてください。

 

 

念の為情報として貼りますが、プレミア価格で高くなっているようです💦

 

 

坂本龍一さんには、東日本大震災の原発事故で被災した故郷を

たくさん応援してもらいました。

 

わたし自体 反原発活動をしていたわけではないのですが、故郷の復興のためにボランティアによく参加していた時期です。

 

まだ混乱のなかで、ガイガーカウンターが鳴っていたあのころ、除染が進んでいた街なかで開催されたイベントでお会いしました。

(実家は震災後4年ほど経ってやっと除染が終わりました)

 

この頃、頻繁に帰郷し、閉鎖されていた小学校の除染ボランティアに参加していました。

敷地内の、たっぷり放射性物質を含んだ芝生を、スコップで全てはがして、黒い袋に入れ運ぶ作業などをしていました。

 

この頃、どうしたらよいのか、みんな手探りで、

考えても答えが出なくて、ただただ自分ができることをやっていた。

 

そんななかで目を向けて動いてくださることが救いでした。

 

 

2012年8月のイベント。このなかに坂本龍一さんがいます。

 

 

 

 

みんなで大風呂敷の上で音楽を奏でます。

 

 

音楽って、人の心を鼓舞するし

何より、心の繋がりを作ってくれるなあとしみじみ感じたイベントでした。

 

 

 

まだ小さかった子供たちと参加。娘が持ったタンバリン。

一緒に音楽を奏でました。

 

 

YMOの楽曲は幼い頃カーステレオでいつも流れていたし、

最近の坂本さんは現代音楽的な活動が多く

作曲・現代音楽を大学で専攻したわたしには

本当に特別な存在です。

 

 

12月11日 ラストコンサート

 

もうすぐ新しいアルバムがリリースされますね。

 

[release info]
坂本龍一『12』
発売日:2023年1月17日
形式1:アナログ盤2枚組(自筆スケッチ/譜面 プリント*初回生産限定盤)/RZJM-77655~6/10,780円(税込)
形式2: CD /RZCM-77657/3,410円(税込)

予約:https://commmons.lnk.to/twelve
特設サイト:https://shop.mu-mo.net/st/special/ryuichisakamoto_12/

収録曲:
01 20210310
02 20211130
03 20211201
04 20220123
05 20220202
06 20220207
07 20220214
08 20220302 - sarabande
09 20220302
10 20220307
11 20220404
12 20220304

見かけたら読もうと思っていた新潮ですが、

なかなか本屋に足を運ばなくなってしまい、機会を逃していたけれど、

連載最後となる2月号、買ってみました。

 

特別な存在と特別な存在のエピソード…

 

いつまで音楽を続けるのか。先日のシュチタでも語られていたことだけど

 

新潮の連載開始の時に《せっかく生きながらえたのだから、敬愛するバッハやドビュッシーのように最後の瞬間まで音楽を作れたらと願っています》と、話している坂本龍一さん。

 

ユンギとどんな話をしていたのかな。