当初は小金を持っていたので、ゲームとジャンクフード、それとアルコールや咳止めシロップにまみれた生活を送っていたのだけれど、当然そんな生活がいつまでも続くわけなんかなかった。
しばらくはガラクタを処分したりして資金調達をしていたけれど、売れる物もすぐに無くなった。
残っているのは最低限のネット環境のみ。
実社会ではあちこちのブラックリストに載りまくった僕にとって、どこかで職にありつける可能性はほぼゼロ。
それ以前の問題として、今の僕は人前で意味のある言葉を口にすることができない。
医者はすぐ敵に回るので、通院して治療を受けることはできない。というか治療法なんてものは最初からなかった。
前置きが長くなってしまったけれど、とにかく何か収入源を見つけないとどうにもならない。
しかしそのためのスキルやノウハウなんて持ち合わせていない。
今からアフィに参入するほどの根気もないし、Bitcoinなんかを採掘できるようなPCは持ってない。
しばらくの間、僕はWEB上のあちこちをさまよった(しかし僕自身は一歩も動いていない)。
たどりついた結論、それは“クラウドソーシング”だった。
ここにはチラ裏のような駄文を二束三文で買い取ってくれたり、単純な入力作業に小銭を払うクライアントがいる。
僕はクラウドワークスとランサーズに入り、簡単なテキスト書きやデータ入力なんかをやるようになった。
現在は主に大手サイトにアップロードされた動画の紹介記事なんかを書いていたりする。
始めたばかりでまだ収益化には程遠いけれども、とりあえずは動画鑑賞者へクラスチェンジを果たしたのだった。