一昨年の夏
私の誕生日に
持ってきて大切にしていた
彼の持っていた婚姻届
あの時期
私たちは連絡さえも
とっていなかった
ほんとうに私の為に
持ってきた婚姻届?
違う女(ヒト)との物ならば
破りたい
でも‥
ほんとに私の為だとしたら?
傷つけることになる
宇宙の果てや
海の底へ
遊びに行った私は
流れ星を一口食べて
つぶやいた
大きな貝の上に乗って
ピンクの魚に聞いてみた
私との為の紙切れじゃないと
誓えない
たった一枚の紙切れ
誓えない
私の為の紙ならば
大切に、その日まで大切に
しまっておくけど
誰よりも
プライドは高いと
言われ続けた二十代
そぅ
私は安くない
変わりなら
ごめんだわ
それだけは
譲れない
闇を知って
底を這って
痛みを知った
だからこそ、
大切な想いは
心底大切だし
守りたい
意志だって決めたら
曲げない
信念があるかぎり
本当のこと
知りたいよ
ねぇ
ピンクの魚さん?名前はなぁに?
私の為のなら大切にする
そうじゃなかったのなら
破って燃やして
私が取りに行ってくる
ただそれだけのこと
単純なこと