はろー。



男が女を自分のものにするとき。


まずは身体を奪う。身体を自分のものにしてしまう。


けれど、それだけじゃ完全に自分のものにはならない。


ので、結婚して、自分の籍に女を入れる。


そして、死ぬまで女を拘束する。




それで自分のものになる女ならいい。


たいていの女はそれで自分のものになる。



男と女。


光と闇。


清水と泥沼。



世界は二元で成り立っている。



もう一つ。



高等な精神世界と下等な肉欲の世界。


誤解を承知でいうけれど、男は精神世界に生き、女は肉欲の世界に生きる。



なので、身体をものにし、籍を入れるだけで、たいていの女は男のものになる。


しかし、男も及ばないような高等な精神世界を持つ女がいたとしたら。



この女のもつ精神世界を自分のものにしなければ、女は男のものにならない。



そして、その精神世界が暗黒の闇で包まれているとしたら。


それを引き受けられる男しか、この女をものにできない。




最終的な決断を下し、人の籍に入っている嫁ではあるけれど、精神世界を自分のものにした。



これで、女は永遠に二人の男のものになった。




普通に結婚するために封印されていた闇の世界が、再び解かれた。



もう、普通の世界にはいられない。




なにもかもあきらめてもらい、新しい世界で、彼女にふさわしい幸せを存分に味わってもらおうと思う。




決断は、あらゆる角度から検討し、あらゆる可能性を模索し、あらゆる事態を想定し、そして、最終的に下さなければならない。



下等な女研究者が理解できる世界は、せいぜい肉欲の世界である。


壮大な精神世界で、人類の真実を見極め、人間らしい決断を下していきたい。



その重荷を、かよわい女一人に背負わせるわけにはいかない。



たとえ、その精神世界が男であったとしても。





以上だ。