明治神宮外苑の再開発について


約1世紀をかけて育った樹木を何本伐採する、しない、の議論は重要なことですが、それより大事なことは、亀井静香先生がおっしゃったことです。


言い換えにはなりますが、どこの誰であろうが、明治大帝を「見下ろす」位置に高層ビルを建ててはいけません。


「えっ、近くにタワマンがある?」


前例を理由に平気でいられるのであれば、経営者として、また、建築家として近代日本の歴史についての理解がゼロですね。


業界一位でないのがよくわかりますし、おそらく、一位になることはないでしょう。三位だか、四位だか知りませんが、せいぜい頑張ってください。


明治大帝へのリスペクトは何処へ。


メガバンクが資金繰りをバックアップする大手根回しタッグの再開発はアンタッチャブルなんですよ。


そもそも、貴方がたは何様ですか。


恥を知れです。


日本国民の寄付による樹木の伐採と引き換えに、明治大帝を見下ろす立場につく。


狂っています。


樹木の伐採本数以上に、少なからず、私は猛反対です。


オープン後、東京タワーからほど近い、再開発ビルの二の舞になることを強く願います。