職場の人間関係に限界を感じている貴方へ


タクシードライバーになることをお勧めいたします。特に、毎月の手取りが20万以下の人は。


人間関係が楽になるだけではなく、普通に仕事をこなせば、大幅な手取り増が期待できます。


当たり前ですが、タクシードライバーになると、職場(エアコン、空気清浄機完備)は自分が運転する車になります。その車の中に、上司や同僚が乗り込んできて、「こーしろ、あーしろ」、「あーでもない、こーでもない」、「だからお前は」っと、グチられることはありません。


一旦、出庫すると、ほぼすべての判断がドライバーに任せられます。どこで営業する。どこで、どのくらい休む。自分で決めればいいのです。


この仕事の更なる特典は、職場が車なので、車を離れた時点で、仕事は完結いたします。宿題は一切ありません。言い換えてみれば、仕事を家に持ち帰ることができないのです。


また、休日中(自分で好きな日にちを選べます)、会社から電話がかかってくることもありません。会社の車にアクセスがない人へ指示をしても意味がないからです。


着るものも、制服が支給されるので、何を着るか迷うことがなくなります。


ただし、デメリットもあります。

メリットしかない仕事などありません。


職場の人間関係によるストレスは、ほぼ消えてなくなる代わりに、カスハラにあいます。しかし、ここは、その場を乗り切るしかないです。これは、あくまで個人的な経験ですが、カスハラ行為をするお客様は全体の5%以下だったと思います。


また、店舗でのカスハラと違い、タクシーでのカスハラのいい点は、そのカスハラ客に会うことは2度とないことです。確率からして、憎きカスハラ客が、カスハラのリピーターになることはゼロに近いです。だから、頭の中で(態度に表すのはNG)、「うるせ〜、クソ、アホ、死ね、しばいたろか!」っと、叫びつつ、下手にでながら乗り切ればいいのです。


このような裏技もあります。タクシードライバーとして、メーターに表示された金額は必ず会社に売り上げとして納めないといけません。そのメーター額に対し、自腹を切る覚悟があるなら、「お客さん、お金いらないから、今すぐ車を降りてください」っと、カスハラ客へ伝えるのもありです。お金をいただかないなら、もう、客じゃありません。車内で迷惑行為をしているプチ・テロリスト(何かありましたよね。歴戦練磨のドライバーの首根っこを比喩的とはいえ、鷲掴みにして、ライセンス制度だから、タクシーを仕方なく使ってる、ど〜の、こ〜の、はしゃいでいる人。50過ぎたんだから、いい加減に大人になれや。見苦しいは。てめ〜こそ、すくいようのない究極のバカだ!赤の他人をバカ呼ばわりする前に、そもそもお前がバカであることを認識しろ!お前がバカじゃない証拠は何だ?もしかして金か?)です。これって、素晴らしいと思いません。たかがJPN TAXIとはいえ、「機長」の貴方に判断が委ねられています。そのような決裁権は現職の貴方にありますか。


次のデメリットはもっと深刻です。

長時間ハンドルを握っていると、どうしても睡魔に襲われるときがあります。これが本当に怖いです。人身事故や車を大破するような単独事故は、居眠り運転の場合が多いからです。

だから、班長は点呼時に、小まめに休憩を取るよう、しつこく指示します。その理由は、睡魔は仮眠で対応するしかないからです。太ももをつねる、エナジードリンクを飲む、大声で歌う、カフェインたっぷりのガムを噛む、すべてまやかしです。


私は、都内の大手タクシー会社に勤めていたとき、毎月の売り上げ目標を70万円に設定していました。目標を達成できない月もちらほらありましたが、ほとんどの場合達成できました。そうすると、手取りが30万円くらいになりました。


注:私が勤めていた会社は、所得税は処理してくれましたが、地方税となる住民税は、自分で支払うため、毎月の給与の中から納税用に横に寄せておく必要がありました。

あと、年に2回(3回だったかな?)、ボーナス(金額は自分の売上げ額による)も出ました。


職場の人間関係によるストレスがほぼゼロになることを考慮すれば、悪くはない額だと思います。もちろん、女性でも、手取り30万円+は実現可能の範囲内です。

また、追加の利点として、都内の道に詳しくなります。まあ、必然的に、そうならざるを得ないです。その他に、クレーマーに会う確率の数十倍以上に、お礼のお言葉を残すお客様と接することができ、仕事の励みになります。


私も、タクシードライバーを続けることもできましたが、目標であった本(売れていないけど、言葉に表せないない達成感があります。書いて良かった)を出版し、また、インバウンド観光客専門のハイヤードライバーになるための国家+民間資格も、在職中揃ったので、転職する事にいたしました。


・第19回 東京シティガイド検定

 公益財団法人 東京観光財団

・外国人旅客接遇研修 英語 中級

 令和4年6月

 公益財団法人 東京タクシーセンター

・外国人旅客接遇研修 英語 上級

 令和4年7月

 公益財団法人 東京タクシーセンター

・外国人旅客接遇英語検定

 令和4年7月

 公益財団法人 東京タクシーセンター

・東京都地域通訳案内士(英語)

 令和5年3月

 東京都産業労働局

・東京観光タクシードライバー

 令和5年4月

 一般社団法人 東京ハイヤー・タクシー協会


その他資格

・全国通訳案内士(英語/都庁登録番号 EN06462号)

・国内旅行業務取扱管理者(合格番号 03-53-986)

・観光英語検定1級(Certificate No. 13999000100049)


今は、とてもハッピーです。


職場の人間関係に疲れ果ている貴方、タクシードライバーになってみてはいかがですか。決して、底辺の仕事ではありません。底辺の仕事とは、業種や給与額を問わず、パワハラ上司に振り回されるブラックな環境の仕事のことです。タクシードライバーは、手っ取り早く、それも資本金なしで、自分が自分のボスになれる仕事です。それが底辺であるなら、言わせておけばいいです。


タクシードライバーになるなら、

・都内のドライバーになりましょう。市場の規模が日本一デカいからです。

・都内大手タクシー会社のグループ会社でなく、本体のドライバーになりましょう。ホワイト過ぎるくらいコンプライアンス(法令遵守)が徹底しているからです。

例:一般道路と首都高速(東名のように高速自動車道ではなく都市高速道路)の大半の最高制限速度は60kmです。60kmを超えると、会社側にわかる仕組みになっていて、毎回ではありませんが、帰庫したあと顛末書を書かされた経験があります。特に、国道357号線は気をつけました。部分的に見ためが高速と瓜二つだし、周りの車もビュンビュン飛ばすからです。

・都内大手タクシー会社の本体の中で、事故があったときに、社内に、保険会社と対応してくれる専門の担当者がいるか、いないか、確認しましょう。


職場の人間関係について燻っていないで、行動しましょう。その場を去りましょう。誰かを恨んでいても、貴方のためになりません。貴方が醜くなるだけです。自分がパワハラ上司につられて見苦しい獣へ変身する前に、その場を去りましょう。


タクシー会社への面接は、在職中にできます。


ストレスの匂いがただよう職場から離脱したあと、タクシードライバーへと転職し、仮に、「あっ、これもダメだ」っと、なったとき、貴方は、そもそも文句しか言えない人なのかもしれません。


鏡の前の自分から逃げることはできません。どこかで、踏み止まる勇気が必要です。


I wish you Godspeed.