全ての糖質=エネルギー源ではありません。例外は果糖です。果糖はそのままのかたちで体内でエネルギーになることはありません。エネルギー源になるには、肝臓によって分解されないといけません。要するに、肝臓にとって果糖はアルコールと同じ「毒」扱いになり、分解という手間ひまをかけないといけないわけで、負担がかかります。

人類は、この果糖をデンプン(トウモロコシ、ジャガイモ、サツマイモ)から大量生産する方法を確立しました。これが異性化糖(HFCS)という名の工業製品です。果糖ブドウ糖液糖やぶどう糖果糖液糖など、色々な名前を使い、成分表ではその存在がわかりにくくしてあります。

異性化糖は、味の微調整のため、ありとあらゆる食品と飲料に含まれていて、もはや、食品業界が手放せない麻薬的な存在になっています。

ゲコの貴方、ジム帰りにスポーツドリンクを飲みますか?サラダにカロリーオフのドレッシングをかけますか?お手軽に栄養補給できる栄養バー&プロテインバーは手放せませんか?お好みの焼肉のタレはありますか?ソースは?朝一に、カロリーオフのヨーグルトと一緒に小さなボトルの乳酸飲料を飲み干しますか?

少しでも自分で考える能力をお持ちであるのら、恐る恐るでかまいません、点と点を繋げて見てください。貴方は、結果的に、それも健康の名のもと、自分で選んだ食品により、そのへんのアル中おやじ以上に肝臓に負担をかけている可能性があります。

例え、アルコールを一滴も飲まないとしても。

「お酒を一切飲まない私が何で肝脂肪なの?」

ん〜、おそらく遺伝ではありません。点と点を繋げてみてはいかがでしょうか。