職員の育成のこととか | 認知症グループホーム管理者の独り言

認知症グループホーム管理者の独り言

自宅で認知症の母を10年間介護し、昨年看取りました。
プロとしては、介護の世界に飛び込んで13年が経過。
グループホームに転職10年目。
管理者としては7年目に突入!
転職検討中〜

某球団の元監督…メガネのキャッチャーの人が

「選手に自分で考えさせるよう指導してたけど、

こっちで指示を出した方が力を発揮するタイプも

いるんだな、って監督を辞めてから気付いた。」

みたいなことをYouTubeで言ってました。


実行機能障害

という言葉があります。

認知症の人の支援に仕事として携わっていれば

大抵はその意味を知っているのではと。

中核症状のなかに含まれる障害で、

一つひとつの作業はできるものの、

それら幾つかを一連の流れとして取り組むのが

困難になります。

「お料理の手順が分からなくなる」

などが、よく例に挙げられたりしますね。


職員がそばにいて

「次はコレしてください。」

「じゃ今度はコレお願いしますね。」

などの声を掛ければいいだけだったりしますが。


悲しいかな

一つダメなら全てダメ

と、判断する職員もいます。


「実行機能障害って分かりますか?」と、

朝のミーティングで尋ねてみた。


「分かります」と口々に返事。


「どういう意味ですか?」に対して

正解は一人もいなかった…マジか。


この利用者さんには、こんな中核症状がある。

だからこんな支援をすればニーズを叶えることができる。

行動・心理症状を最小限にできるかもしれない。


といったケアに結びつけれたら良いのだけれど。

例え言葉を知らなくても、そこらへんを意識できてたら良いのだけれど。


職員さんは、利用者さんの困り事に対して支援して、

僕は職員さんの困り事に対して支援する、

ってのがそれぞれのお仕事なんですが、

なんだかモヤモヤしちゃいますね。



明日は午前中お休み頂いてますので

また竹藪整備や竹炭作りに勤しみます。