高額療養費制度改悪の凍結に安心せず、みんな選挙でNO!を突きつけよう。 | のほほんワーカーの日常。

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高額療養費の凍結をしたのは、あくまでも選挙対策としか思えない。

これでまたみんな選挙を行かず、何となく過ぎ去ってしまったら、「理解は得られた」としてまた似たような法案を通すだろうと思う。

だから絶対次の参議院選挙には皆さん行きましょう。

今回の法案に賛成したような政党に入れず、しっかり見極めて票を託せる人に入れましょう。

むざむざと自分がもつ権利を捨てるなんてしちゃだめだよ。

いつか誰でも病気になる。

大きな病気になった時後悔しても遅い。

自分事として考えて、自分の大事な一票を誰に託せるかしっかりと見極めよう。

じゃないとアメリカのように医療破産が現実のものになるし、今以上に現役世代が治療を諦めることになってしまう。

事実上の国民皆保険の破綻、そしてきっとアメリカのような民間医療保険の利権争いに巻き込まれることになるだろうと予想している。

今ですらそうなのに働いて税金納めている人ほど治療をためらうような社会にしてはいけない。

 

改悪案が出てから、日々不安に思う患者さん達の声を聴いてきた。

病気と障害を抱えながら仕事をしている私も不安でたまらないのが正直な気持ち。

政治家が病名や薬品名を示してご理解をというあり得ない対応をして傷ついてきている声を聴いてきたし、私自身も傷ついた。

病気は誰のせいでもないし、誰でもなれるものだ。

今後について何故高額療養費から手を付けるのかという疑問、多分民間医療保険の導入へ持っていきたいのだろうと思う。

保険料と医療費の高騰は確かにある、他に無駄な税金の使い方も沢山あるけどそこに焦点を絞っても「保険料が足りない」ではねのけられるリスクが高い。

でも保険の中でも出来ることはまだまだある。

そろそろ高齢者の方々にも負担をしていただくために、限度額はそれほど変えず1割2割を3割にしていいと思う。

そうすることですぐに病院という選択肢が低くなる。

今スイッチOTC薬が薬局で買えるのに、わざわざ病院に行くのは病院へ行った方が安いから。

正直ある程度のお薬について、風邪とかのような簡易な病名によっては海外のように薬はドラッグストアででいいと思う。

そして所得税を納めている人は、確定申告で医療費控除を受けて還付を受けることで対応をする。

 

私は医療保険の最大の意味合いは、重病になっても安心して治療を受けられて、社会に戻っていけることだと思う。

正直高齢化が進む中、また新薬がどんどん出てくる中で全てを保険で賄うのは難しくなってきている。

だからと言って治療になる新薬が高いからと叩くもおかしい、医薬品の開発にはとんでもないお金がかかっているから利益を生まないと次の薬の開発ができない。

新しい治療の中には確かに高額だけれど、若者の中でも限られた人しか対象ではなく、そして凄く効果があるような治療薬も出てきていて、そこを名指しで「お金がかかるのでご理解を」というのは意味が解らない。

若者が病気を克服し、社会で再び活躍できるようなそんな薬が出てきているのだ。

新薬を否定してしまうと病院で風邪はみえるのに、がんや難病は保険でも支払えないから治療ができないというのは意味がないのだ。

治療をしながら社会でも生きているのは私も同じ、治療ができなければとてもではないけれど働けないし税金も納めることができない。

生きることを諦めるような制度にしては絶対ダメ。

だからみんな、選挙に行こう!NO!って突きつけよう。