先日、1月12日に私の初講義でもある「薬膳入門講座」が無事に終了しました。
ご参加して頂いた皆様、拙い私の講義に耳を傾けて頂きありがとうございました。

そして場所を提供して頂いたYoga paramaの美静先生には宣伝集客にもご尽力頂きました。
何よりも先生の後押しが無ければ、1人ではここまで実行するのにもっと時間がかかったと思います。
ありがとうございました✨

講義の最後に皆さんにアンケートを取りましたが、そちらを参考に次回また何かしらの講座をやりたいなと思いました。
次回は実用的なレシピや食材の選び方など、もっと身近に薬膳を感じられる内容の講座にしたいなと思案中です。

今回やってみないとわからなかった事がたくさんあり、良い経験をさせて頂きました。

年末年始のお休み中も資料作成など講座準備でバタバタソワソワしていたので、今になってようやく新年が来た晴々とした気持ちです🎍




季節はすっかり冬ですね。風邪など召されていないでしょうか。

 

前回の投稿から約10か月も経ってしまいましたあせる

 

これからはなるべく頻繁に更新していきたいと思いますあせる

 

さて、この10か月の間、薬膳の勉強を怠っていたわけではなく、

 

より薬膳の知識を深める為に、薬膳講師養成講座や薬膳茶アドバイザー講座などを受講したり、

 

日常の食卓へ薬膳を取り入れるべくレシピを考えたり、

 

自分の体を実験台にして薬膳茶を作って試飲したり、奮闘の日々を過ごしていました。

 

そんな中、「より多くの人に薬膳の素晴らしさを知っていただきたい!」

 

という思いがむくむくと湧き、このたび「薬膳入門講座」を開催することになりました。

 

詳細は以下の通りです。

 

【日時】2020年1月12日(日)15:00~16:30

【場所】YOGA PARAMA MISHIZU STUDIO(ヨガスタジオです)

東京都葛飾区新小岩1-23-8 サイレンス新小岩2階

最寄り駅はJR新小岩駅南口徒歩3分

【料金】2,500円(薬膳茶とお菓子付き)当日現金払いでお願いします。

【講座内容】薬膳料理入門(調理実習ではなく、薬膳の考え方を座学で学びます】

薬膳の知識が全く無い方、少し知識はあるけど基礎を学びたい、という方向けです。

【お申込み方法・お問い合わせ】メール:manha_uk@outlook.jp

お名前とご年齢をお書き添えの上、メールにてお申込みください。

【お申込み締切】2020年1月11日(土)

 

今回場所をお借りするヨガスタジオ「YOGA PARAMA」さんのホームページにも

 

案内を載せて頂いていますので下記リンクよりご参照ください。(WORKSHOPの項目)

 

https://yogaparama.jimdo.com

 

薬膳茶やお菓子を食べながら、楽しく薬膳を学べる講座です。

 

少しでも薬膳にご興味がある方、ぜひお気軽にご参加くださいキラキラ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今日は朝から暖かかったですね。

立春を過ぎたので暦の上では今は既に春です。

そこで中医学的、春の養生について少しご紹介したいと思います。

春は「発生」の季節と言い、植物が芽吹き天地に陽気(エネルギー)が満ちてくる時期であると言えます。

そんな季節は、夜更かしをしても朝は早く起きること。

ゆったりと散歩などして、のびのびと身体を動かすこと。

ゆったりとした服装で、髪の毛も結ばずに解くこと。

とにかくユルユル、ノビノビ過ごすのが良いみたいです。なんかこれなら簡単に出来そうですよね(^^)

気をつけることは、気温の上昇により毛穴や身体の器官も緩むため、外からの邪気に侵されやすくなり、風邪を引いたりウイルスに感染しやすくなるので注意が必要です。

暖かいからと言って薄着をして油断するのは禁物ですね。

そして春は頭に気が上りやすく、頭痛や目眩、ノドの詰まり感、などが起きやすくなり、気持ちもイライラ怒りっぽくなりがちです。

そんな時は、三つ葉、セリ、なずな、セロリ、トマト、ピーマン、クレソン、イチゴ、シークワーサー、穴子、うなぎ、牛鳥豚レバー、などを食べると身体上部への気の上昇を抑える事が出来ます。

味付けは酸味であるお酢を使うと、緩み過ぎた毛穴や身体の器官を引き締めるのでおススメです。

セリの酢醤油和えなんかは春の薬膳にぴったりですね。ぜひ作ってみてください。

今回は食物の性能について書く前に、少し中医学について書いてみたいと思います。

 

薬膳を語る上で前提となる考えに、中医基礎理論というものがあります。

これは薬膳をはじめ、漢方、鍼灸、推拿、気功などの中医学に共通する理論であり、これがベースとなっています。

これは様々な学説の集まりであり、それぞれが違う角度から身体の現象を説明しています。

私が学んだ師の言葉で言うと、「物差し」(道具)とも言い換えられます。

例えば、「陰陽学説」という学説があり、これは宇宙全ての事象を陰と陽で説明する理論であり、中医学の根底にある重要とも言える哲学でもあります。

でも実際に病になって診断する時に、この理論だけでは現象が読み取れません。物差しの目が粗すぎるのです。

病で診察に来た人を前に、男か女か、熱が有るか無いか、くらいの診断しか出来ないレベルです。

「五行学説」という学説は、陰と陽が混ざってできたこの世界は、5種類の要素で成り立っていると考え、事象をそれぞれに置き換えてバランスを読み取っていくものです。

こちらは陰陽学説より、もう少し物差しの目が細かいと言えます。

他には「蔵象学説」(体内の臓腑の働きを説明する)や「精気神学説」(人間の要素の説明)、「経絡学説」(風水思想を人体に置き換えたもの)など、様々な学説があります。

これらの学説は、それぞれに現象を読み取る物差しであり、それぞれの場面で使う物差しが異なるだけです。

対象が万物全てだったり、人間の体内だったりして、そこで語られる次元が異なります。

物差しの目が粗かったり細かかったり、使用目的が異なったりして、どれが最も優れているか優劣を付けるものでもありません。

 

色々な種類の物差しという道具(=学説)の使用方法を知る事で、より深く多角的に物事の現象を読み解く事が出来るのです。

それが中医基礎理論を学ぶ意義であり、中医学を理解する上で最も重要となってきます。

「処方までの流れ」

薬膳料理や漢方薬を処方する前の基本的な流れですが、まず対象者の体調を診断します。

診断方法は問診や舌の状態や顔色を診たり、脈拍を触診したりします。

そしてそこから読み取った症状から、これがどういった理由や原因で現れているのか考え、「証」を決めます。(ここまでを「弁証」と言います)

証とはその人の身体の状態を一つの型で表現するものです。

証が確定したら、次にどうやって治すのか治法を考えます。

この治法とは症状を正常に近づける為の方法です。これは症状やその人の体質などによってアプローチ方法が変わっていきます。

そして最後に「処方」です。処方は薬膳料理であったり、漢方薬であったり、鍼灸であったり、その証の種類、病の重さ、部位などによっても異なります。

一つ例をあげてみます。

【例】

症状:朝から強い寒気がする、節々が痛い、鼻水が止まらない、熱っぽい、舌の苔が少し白い

証:風寒感冒

治法:辛温解表

処方:麻黄湯(漢方薬)、鶏肉と生姜のスープ(薬膳)

簡単に解説すると、寒さによって風邪の諸症状があるから、辛くて温かいものでその寒さを取っ払う、それには漢方では麻黄湯で薬膳料理では鶏肉と生姜を使ったスープが良いですよ、という感じです。

 

このように診断して治療(もしくは予防)するプロセスにおいて、中医基礎理論はとても重要であり、私が通った学校でも多くの時間をかけて教え込まれました。

宇宙が出来るまでの話から体内の臓腑の働きについての話など、次元が異なる話を毎回講義で学び、その世界観にあっという間に引き込まれていきました。

中医学は西洋医学と違い、目に見えない「気」という概念があるので人によっては合う合わないがあるかもしれません。

でも、基礎理論に基づいて物事の現象を捉えると、ちゃんと理論的に説明がついたりするのが不思議です。

この中医基礎理論、とっても面白いので、このブログでも少しずつご紹介していければと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

薬膳のレシピを組み立てる上でポイントとなるのは、食物の性能を考慮して作るところにあります。

現代の栄養学では、例えばカルシウムや鉄分など食物の栄養素を重要視していますが、薬膳においては中医学に基づいた独特な考え方で食物の性能を分類し、それを重要視しています。

食物の性能とは性質や効能の事で、「四性・五味」、「昇浮・沈降」、「帰経」、「補・瀉」などの分類があります。。

今回はその中で、「四性・五味」についてお話しします。

これを知っているだけでも、日々の料理に使う食材選びに役立つと思いますよ。

 

「四性」

四性は食物を4つの性質に分ける分類です。その4つとは、

 寒性(かんせい)

 熱性(ねつせい)

 温性(おんせい)

 涼性(りょうせい)

この他に上記の4つに属さないものを「平性」と言い、全部で五性と言うこともあります。

大雑把に説明すると、寒性と涼性(寒涼性)の食物は身体の熱を取る作用があり、逆に熱性と温性(温熱性)の食物は身体を温める作用があると定義されています。

寒涼性と温熱性どちらにも属さないものは平性で、作用も中和的なので主に健康維持や養生目的の薬膳に使用されます。身体を冷やしもしないし温めもしない、というところでしょうか。

 

次回、それぞれの性質について、もう少し詳しく書きたいと思います。

 

 

 

「薬膳」とは何か、について少し書いてみたいと思います。

薬膳とは、病気の予防や治療や養生などを目的とし、中医学(古代中国より伝わる医学)の基礎理論や哲学に基づいて、食材の持つ効能を考え組み合わせてレシピを組み立てた料理の事を薬膳と言います。

とってもざっくりとした説明ですが。簡単にまとめると、「食事で身体の調子を整えよう」みたいな感じです。

 

「薬食同源」

この薬膳を作る材料である食物と現在薬材と分類されている中薬(漢方薬に使われる薬材の事)は、ともに自然由来という意味で本質は同じです。

中薬と言っても元々は食物として食べていた草や果実や動物であり、それを古代中国の人々が「なんかこれ食べると体調が良くなる」と気づいて、「じゃあこれは薬に分類しよう」と、体系的に食物と中薬を分類してきたという歴史があります。なので、元々の出どころは同じという事です。

それと、食物と中薬は「四気(性)・五味」など共通する特性を持っています。この四気・五味の説明は長くなるので後日書きたいと思いますが、簡単に言うと効能や働きみたいなものでしょうか。それを分類する属性が共通しています。そうした食物や中薬を使い、中医基礎理論に従って症状に合った薬膳を作っていきます。

ちなみに方剤(中薬を組み合わせて調合したもの、いわゆる漢方薬)もこの中医基礎理論に従って調合されます。

つまり、食物と中薬は同一のものとして捉える「薬食同源」と言う考え方があり、薬膳の基本ともなっています。

食事は薬を服用するのと同じように病気を治す事も可能であるし、病気の予防や養生の手助けも出来ると言う事なのです。

 

「薬膳の材料」

薬膳と言うと、「漢方薬を使って薬臭く、味は苦くてまずい」とイメージする方もいるかと思います。そして普通のスーパーでは売られていない特別な食材を使わなければいけない、と思われている方もいるのではないでしょうか。それは誤解です。

薬膳と言っても材料は現在日常的に食べられている食物を中心に作る事が出来ますし、食材として中薬を使う事もありますが、料理の風味を損なう中薬を薬膳で使用する事はありません。なぜなら薬膳は食事なので基本的に美味しい事が重要視されているからです。そもそも薬膳は中国の皇帝の為に作る料理を中心に発展していったものでもあるので、まずい料理を作れるはずがありませんよね。

 

ここまで「薬膳」のプロローグとして、とてもざっくりと書いてみました。

薬膳のレシピを組み立てる前に、食べる人の体の状態を診断し、どういう方法で改善・治療していくかの方法を考える必要がありますが(これを中医学用語で「弁証論治」と言います)、これはとても長くなるので、今後少しずつ書いていきたいと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

初めまして。

薬膳と中医学の勉強をしております、白月堂と申します。

自らの体調不良をきっかけに、薬膳と中医学に興味を持ち、

昨年の秋に国際中医薬膳師という資格を取得しました。

立派な名前の資格を持ったとは言え、まだまだ勉強することは山ほどあり、

日々の雑務に追われる毎日の中で学んだ事さえも忘れつつあるので、

備忘録の役割として、このブログを立ち上げました。

備忘録とは言え、これを読んでくださっている方々が少しでも健やかな時間を過ごせるような情報や、中医学の奥深さを微力ながら少しでもお伝え出来ればな、と考えています。

どうぞよろしくお願いします。