弊社社内で最近盛んに使われるフレーズが
「摩擦を恐れないコミュニケーション」。
相手の気分を害するかな、とか、
こんなこと言ったら向こうも嫌だろうな、など思わず、
ダメだと思ったところは指摘し、
もっとお互い成長して行こう、という行動指針です。
指摘をする、と言うと
デール・カーネギーの『人を動かす』では、
「間違いを指摘しない」のは、相手に動いてもらう原則であると謳っているので
参考)
http://www.kitami.tv/subnote/2007/05/post_202.html
よく本を読む人などからは「あれ?」と思われやすいのですが…
同書は書名通り「人を動かす」ときに留意すべきこと、ですね。
弊社の場合は、その行動指針を繰り返し説くことで
指摘をすること自体を褒め、成長機会を増やしていくこと、
指摘をされることに対して感情的にならないこと、
などの「人格修養」もかねて
全社で意識的に行っています。
相手をいかに動かすか、という巧拙も非常に重要ですが
それ以上に弊社で重要視しているのは各人の成長スピード。
なんとなく、事なかれ主義的にふんわり終わらせてしまうよりも、
だめなところをだめ、と指摘を受けたほうが各々が成長できる。
そう思って、
「指摘は愛」をキャッチコピーとして弊社では指摘文化を醸成しています。
…そんな風にえらそうなこと言ってますが、
やっぱり私たちは世間的にまだまだ未熟なメンバーの集まりです。
やはり説明の下手な、納得のできない指摘は受け入れがたいですし(笑)
相手を論破できるくらいのロジックがないと
そもそも相手に受け入れてもらうための指摘ができません。
「なんかだめだよね」は指摘ではありません。
それはいちゃもんですね。
「具体的に内容を指摘すること」そして
言い方あれかもしれませんが、その場での
「現行犯逮捕」での指摘、であれば
相手も受け入れ易いでしょう。
ということで、日々、指摘しつつ、されつつ、その連続で、
私たちは日々必死に「世界を”エナジー”する」ため、もがいております。
【今日の好きな言葉】
稲盛和夫
「人生·仕事の結果=考え方×熱意×能力」
