タンコブ | かいほう塾ブログ 〜世界に一つの自分らしい生き方を選択する〜

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『人生の目覚まし時計』が鳴った五十路男子がチャレンジする〝気が楽になる〟という自分の羅針盤(直観)に従って、身体・心・ライフスタイルを整え、自分が望む現実を創造する生き方の実践記

それは、保育園の赤組(年中)さんのときに起こった。



お昼寝が終わり、おやつも食べた後、お迎えまでの時間(放課後?)、園庭で自由に遊ぶのが常だった。



その日も、いつものように遊んでいた。



下足場の傍に足洗い場があり、コンクリート製の囲いに、デザインで5060cmの丸い穴がくり抜かれていた。



そこをくぐり抜けるのも、一つの遊びになっていた。



行列ができる程の、〝人気アトラクション〟だった。




僕もハマっていた。




何回目かのチャレンジの後、順番を待っていた。




いよいよ、僕の番が回って来た。




くぐり抜けようと、穴のフチに手をかけた、その時だった。





突然、背中を押された。






コンクリート製の足洗い場に、頭から突っ込んだ。




救急車で病院へ運ばれた。



<写真はイメージです>


骨折はしていなかったが、タンコブが出来た。


その日、背中を押した子と、そのお母さんが家にお詫びに来たことを覚えている。




平謝りだった。




僕の両親は道徳心が高く、誰に対しても心優しい人間だったから、文句を言ったり、責めたりしなかった。




その子は、僕の後ろで順番を待っていた訳ではなかった。




そう、突然僕の後ろに割り込んできて、僕を突き飛ばした。




何でこんなことが起こったのか





理由は分からないまま。





今も、額に残る石灰化したタンコブに触れると、あの日のことを思い出す。



ここに書いたことで、この出来事にまつわる感情のすべてを〝かいほう〟します。