最近公害問題に高い関心があり、環境問題の情報収集にも余念がないBYです。
島国であるがゆえに列強からの植民地化を逃れられた日本ですが、昨今ではこの地理的特性が仇となり当局が苦心しているようです。
日本は資源が少ない国であるため、資源を他国からの輸入に頼らざるを得ません。日本は島国であるため、陸路で貿易することは不可能であり、どうしても海路に頼らざるを得ないのです。日本以外にも海路を活用する国は多く、事実世界の貿易の9割は海運が担いっているようです。
問題なのは、国際海運における温室効果ガス排出量がドイツの1年間におけるそれに匹敵するということです。
今後、グローバル化に伴い貿易量の増加に拍車がかかり、更なる温室効果ガス排出量の増加が見込まれます。そのため、効果的な対応策を考えることが喫緊の課題となっているのです。
こんな状況の中、日本の主導により海運における温室効果ガス削減目標を引き上げたという朗報を耳にしました。
他国からの賛同も得られ、世界的に温室効果ガス削減に挑戦する機運を高めることに成功したんじゃないかと思いました。
先に述べたように、日本は海運に依存しています。そんな日本だからこそ、海運がもたらす環境影響に対して非常に高い危機意識を持っているんだろうなと思いました。
しかし、海運における温室効果ガス削減は容易ではありません。
温室効果ガス削減を阻む要因として、船の運航者、船主、船籍がばらばらであるという点が挙げられます。温室効果ガスの排出実績が曖昧なままになり、削減意欲が沸かない構造になっているのです。
また、船舶の燃料である重油の代替としてアンモニア・水素が挙げられるが、代替燃料はコスト面での非常に不利です。さらに、水素・アンモニアは可燃性・爆発性が高く、非常に高度な安全対策が求められます。
日本当局主導で海運における温室効果ガス削減を実現してほしい気持ちは山々ですが、道のりは長そうですね。