腹立だしい思いをしました。
初めてまともに話す方だったのに
かなり強い口調で言い返してしまい反省です。
でも言った内容に後悔はなく
今思い返しても
『自分の意見はあれでよかったんだ』と思えます。
で、どんな内容だったかというと
『悪いことをしている人に対して
怒りの感情は湧いてこないのか？』
というお話し。
私は
きっぱり「湧いてきません」と言いました。
「どんなに残虐な事件に巻き込まれた被害者でも
原因があっての結果だと思っているからです」
と言うと
『じゃあ、レ◯プされた女性が目の前にいても
そう言い切れるんですか？！
災害で家族を失った人にもそんな冷たい態度ですか？』
とそのようなことを問われました。
でもやっぱり私は
「原因があっての結果だと思うし、
その人を被害者という目では見ない」
と話しました。
そうしたら
「向井さんは他人に興味ないんですか？」
と半ば呆れた顔で言われました。
――――ここまでの話し
皆さんはどう感じますか？
私のこと、酷い人だと思いますか？(笑)
私だって不可抗力な事件に巻き壊れた方と話せば
絶対に感情は動くし
“あなたにも原因がありますよ”
と冷酷に言えるわけではありません。
でもね
その方にとって
それは悲惨な事件かどうかなんて
私ごときが判断してはいけないと思っているんです。
例えば・・・
人を騙し悪いことをしている人がいたとします。
加害者がいたら
被害者もいるわけで
騙された人もいるはずです。
でもそこで、もしその被害者が
“この悔しさをバネに成功してやるぞ！”と
這い上がる力を得ることができたとしたら？
その人にとって
“騙された事”は悪いことでしょうか？
それとも“良かったこと”でしょうか？
私はどんなに悲しい事件、事故が起こった
クライアント様だったとしても
ずっと被害者でいてほしくないと思っています。
そこから這い上がる力が必ず“ある”ということを
信じているから。
そこが信念だから。
被害者でいるということは
自分には選択の余地はないのだ、と
世の中、仕方のないこともあるんだ、と
言っていることと同じになります。
そしたらもう
“自分を変えよう”
“自分で人生を選んでいこう”
ということが難しくなると思うんです。
いつでも
どこからでも
何があっても
人生はあなたの手でつくっていけるということを
知っていただきたいのです。
＊ ＊ ＊
正義というものは難しく
正義をつくってしまうと同時に
悪ができるということを理解しなくてはいけません。
何かにYESということは
何かにNOということです。
その連鎖を止めるには
どこかで
正義と悪、両方を捨てなくてはいけない。
強い覚悟も必要かもしれません。
＊ ＊ ＊
人の考えは色々で
私の意見が正しいなんて
思っていないけど
（思った時点で正しくない意見
というものをつくってしまうから）
私にとっての信念とは
“人は皆、大きな可能性と大きな力を持って生まれてきている”
ということ。
その可能性に気づくか気づかないか？
の差は大きいけれど、
私は、常にそんな目をもって
人と関わりたいと思っています。
それが私の今世の役目だと思う から。
長くなってしまいましたが
今日感じた怒りに感謝して
ゆっくり眠ろうと思います。
皆さんいつもありがとうございます。
おやすみなさい。