気には、陰と陽の二種類があります。相対立したものを陰陽で表しています。
たとえば、
太陽に当たる側を「陽」、陰になる側を「陰」といいます。
昼は陽で夜は陰です。
上下で考えれば、上が陽で、下が陰です。
ビルの2階と3階を比較してみると2階が陰で、3階が陽になります。
人間では男が陽で女が陰です。
陰と陽は、固定したものとして捉えるばかりではなく、相対的なものとしても捉えられます。たとえば、
陰の2階から1階を見れば、2階は陽になりますし、
陰の女は、子供に対しては陽になります。
陽の男も母親に対しては陰になります。
このように、陰陽は相対的なもので、いつまでも陰、
あるいは陽ではないということです。どちらが格上で、
どちらが格下というわけではありません。両方が均衡して初めて、
その相対したものが機能を発揮出来るのです。
人間でも、男だけ、女だけでは人間としての機能が成り立ちません。
男女両方存在して初めて人間として存在するわけです。
自律神経にも2種類あります。
交感神経と副交感神経です。交感神経は陽で、副交感神経は陰です。
交感神経は、陽の気を高め、副交感神経は、陰の気を高めます。
交感神経は、やる気をおこし、免疫力を高め、活動、闘争準備をする神経です。
副交感神経は、興奮を抑え、リラックスさせます。免疫力は低下します。
大震災で活躍されたボランティアも、活動中は交感神経が優位に働いていました。免疫力も高まっていましたので風邪を引かなかったようです。
しかし、活動が終了するとともに副交感神経が優位になって、ほっとしてリラックスされたことと思います。しかし、同時に免疫力も低下してしまったために、
風邪を引いたのだと思います。
では、いつでも交感神経を優位に保てばいいかというと、
そうもいきません。体や心が疲労してしまいます。
適度に活動し、適度に休養をとる事が体、心の健康に必要なのです。
どちらが優位であるべきか・・・・・・ではないのです。
両方の神経がバランスよく働く事が健康には大切です。
充実していることを「実」、不足していることを「虚」といいます。
亢進しすぎているときは「亢」といいます。陰陽が充実している事が大切で、
どちらも「虚」「亢」にならないようにします。
よく、副交感神経を優位にする為に腹式深呼吸を
推奨する人がいます。しかし、副交感神経だけを
優位にしようとする考えは、誤解を招きます。
両方ともバランスよく機能させる事が重要なのです。
交感神経が優位の時には副交感神経を刺激することは大切ですが。
相撲で 土俵に上がった力士はどんな動作をしていますか。
時間一杯になると、交感神経を刺激するために、
頬を叩いたり、気合を入れたりしていますね。
あのとき、リラックスしていると負けてしまうからです。
交感神経を刺激して闘争心を駆り立てているのです。
自律神経をコントロールする呼吸法
自律神経はコントロール出来ないと思われますが、実は出来るんです。
たとえば、心臓の鼓動を高めるにはどうしたら良いでしょうか。
走ればいいんです。能の役者は瞑想で心拍数を上げたり下げたり
自由にコントロール出来るようですが。普通の人は難しいですね。
呼吸法なら誰でも脈拍をコントロールできます。
腹式呼吸で脈拍を下げるだけでなく,上げることも出来るんです。


