きのうの続き。福島市で起こった安倍の演説会場における事件 | 巡礼者のブログ

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 昨日、大事な電話が入ってしまい、書ききれなかった。申し訳なかった。福島市での、警察を名乗る黒服数名と、自民党の職員が、女性一人に対して、言論の弾圧と、人権の侵害と言ってもいい行為をした話である。その昨日の続きの記事である。

 女性は、福島市の大きな通りで行われる、自民党候補の演説場所に行き、「原発、反対ですか、賛成ですか」という意味のプラカードを持っていた、ということで、警察を名乗る黒服の男数名と、自民党職員一名に、囲まれたのである。

 そして、自民党職員が、そのプラカードを穏やかに没収した。女性は、自宅の住所や電話番号まで聴かれたが、黒服の警察を名乗る男たちは、警察手帳を見せることも、所属と階級と氏名を名乗ることもなく、その様な行為をされ、恐ろしくなって、女性は逃げた。しかし、その様子は、全て撮影されていた。

 後日、プラカードは女性のもとに送られてきたが、それは、名乗らされた住所にではなく、何故か、教えてもいない、彼女の職場に送りつけられてきたのである。

 そんな訳で、実に気持ち悪い、怖い話である。

 昨日の記事には書いたが、彼女は、安倍が自民党候補の応援演説に来る、というので、安倍に直接このプラカードを見せたかった、というのである。

 何故かというと、自民党の福島の候補は、「脱原発」を唱えているのだが、自民党本部は、あるいは、安倍は、原発推進派である。そこで、自民党の本意を聞きたかった、というのが、女性の気持ちであった。

 そして、この話を聞きつけた旦那さんが、それはおかしい、というので、弁護士に相談したらしいのだが、地元の弁護士から、安倍と自民党に対して、公開質問状を送ったそうだ。

 それについては、IWJの女性へのインタビューで、この事件の意味と、現場での気持ちが、よくレポートされている。在り処が、いますぐに出て来ないので申し訳ないが、IWJの会員でなくとも閲覧できる。少なくとも昨日はできた。

 物凄く不気味な事件であり、警察国家化への象徴的な事件として、オレはこの記事と映像を受け取った。

 なぜ、この様な政権を有権者は選んだのか、オレには分からない。安部政権は、今度こそ牙をむき出して来るだろう。たった一パーセント位の人間の利権のために、国民をこの事件の様に弾圧する方向にいくだろう。

 しかし、福島の人たちは、何を考えているのだろうか。安倍があの調子であるなら、福島の自民党の議員の言うことなど、聴く筈がないではないか。何故そうやって、今度も騙されるのか。オレは正直なところ、福島の人たちの考えていることが理解できない。

 原発事故の最大の被害者は、福島近隣の人々だろうし、その原発推進政策を進めてきたのは、自民党そのものである。如何に、3.11の時の民主党が、犯罪的で、ウソと隠蔽と無責任であったとしても、原発推進の自民党を支持する、というのは、オレには全く分からない理屈だ。そして、また騙された、ということになって、有権者としての責任は、どこにあるのだろうか。

 オレは、どこの党も全く支持していないが、有能な人は何人か知っている。ただ、その人たちは当選しなかったり、立候補しなかったりした。

 なぜ、福島の人たちは、自分の身の安全を考えないのだろうか。

 オレには全く分からない。