フクシマの写真展に行く | 巡礼者のブログ

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 音楽家の友人に連れられて、下北沢の写真展に行く。

 フクシマの写真というものであったから、どの様なものであるか、心配になった。 心配というのは、現地の人たちの気持ちが、どう反映されているのか、あるいはしないのか、ということが、第一にあった。

 だが、写真自体に触れてみると、その懸念が、最小限に抑えられていることを知った。写真自体についても、そのコメントにしても、現地の人たちとやりとりをして、できたものなのだそうだ。

 作者の人は、現地では、音は聞こえない、と言っていたが、自分には、風の音が聞こえる様な写真であった。

 ただ、自我を投影して撮っている写真ではなく、あるいはアートの方もそうであったが、品性を感じさせられるものであった。フクシマに関する運動、というものではない。

 大杉隼平さんという人の作品、というより、共同作業である。 フクシマという点を抜きにしても、作品として優れたものである。 あるいは、マスコミが勝手に物語りにしたものより、優れたものである。

 現地の方々と相談しながら作った写真展ということである。