くまきち、ボストンをいく

くまきち、ボストンをいく

2011年8月より米国ボストンへ留学中の3?歳、医師が政治、社会問題からグルメ、ゴシップまで、感じたこと、思ったことをだらだらと書き連ねていくブログです。

最後のヒット論文は、昨年だした臨床研究の論文のサブ解析的なものである。

 

既にデータはあり、比較的分かりやすいストーリーなのでまずはホームランからトライしたが、昨年出した論文からの新規性に乏しいといわれ、これ以上データが増えるわけでもないのでおとなしくヒットの雑誌に投稿し、スムースにAcceptされた。

 

興味深いのはここからで、食品メーカーとの共同研究でもありプレスリリースをしたが、地元の新聞は昨年も載せてもらったので、今年も比較的大きな記事で掲載してくれた。

昨年の記事はこちら

 

 

 

するとそれを見た時事通信からも記事化したいと取材を受け、これもハイハイと引き受けた。

そして時事通信の記事になったのだが、なにがきっかけなのかはわからないが1か月後にその記事がYahooニュースに掲載された。

すると瞬く間に、日経を始めとした新聞、海外の新聞にまで研究内容が記事化された。

さらには『女性自身』という一般大衆紙からも取材され、こちらも掲載された。

ある意味今まで掲載された雑誌の中で一番インパクトのある雑誌であるともいえる。

まあJournalというよりは、Magazineというカテゴリーであるが。

 

そしていわゆるヤフコメやXに投稿されている一般の人の反応が興味深い。

『こんな良く知られたことを改めて研究して証明しているのはすごい』と好意的なコメントがある一方で、『こんなこと知られていることなのに研究する意味ないやろ』みたいな批判的な意見まで様々である。

この否定的なコメントすらそれがコロンブスの卵とも言え、我が意を得たりという感じである。

概ね好意的なコメントであったが、論文はもとよりリリースの内容ですら深く読まれていることはない印象で、情報伝達の難しさもあった。

 

ある偉い先生が『新聞は1日経てば古新聞、雑誌は一月経てば古雑誌』とおっしゃっていたのを思い出し、余韻に浸らずまた新たな研究を頑張ろうと思う。

 

因みに私は大学で学内講師という肩書だが、学外では助教という記載になるため、新聞などでは助教と記載されている。

もう同年代で教授になっている人間もちらほらいる中、傍から見ればいい年して助教とは、、、と思われているのではないかと思うと、これは悲しいことである。

 

こちらも私に足らないものが多いのだと思う。