ある裁判の裁判員を、抽選により決定する集まりだ。
昨年来、今年の裁判員候補の名簿に載ったと言う通知ハガキが届いた。(この時点では特に何も無し)
今年になり、ある裁判の裁判員候補として選ばれたので、記載してある期日に裁判所に行き、抽選を受けろとの通知封書が来た。
これには、色々な書類が入っており、辞退申告やアンケート等が入っていた。但し、辞退申告は一般的なサラリーマンでは出来ない内容。
会社の上司、社長に報告し、快諾?をもらってこの日を向かえた。
この抽選会で当選すると、今回は、火曜日から金曜日迄行われる、最高刑が無期懲役の有る、裁判に裁判員として参加することになるらしい。
ここまでは、事前の通知で解っていたので、会社にはまず、月曜日を休暇にして、火曜日以下は休暇保留として提出しておいた。
そして、集まった人、数十人の中から先方が行うPCによるくじ引きにより、6人が裁判員として当選する。
なお、プライバシー保護のため、参加者は全て与えられた番号で呼ばれる。
自分は4番。
別室で裁判官が行った、抽選結果の当選番号を裁判官が読み上げる。
結果、当選。(二十才以上の国民全てに、参加の義務があり、裁判員として当選する確立は11,800人に1人らしい、宝くじでも買おうか。)
自分は、裁判員2番としてこの裁判に参加することになった。
当選した裁判員6名と予備裁判員2名が別室に呼ばれ、詳しい説明を受けて、宣誓をした。
この後、会社や、家族に連絡する時間が与えられ、会社に連絡。自分を含め、会社もよもや当選するとは思っていなかっただろう。
その後、今回の裁判についての打ち合わせをしたり、実際の裁判が行われる第803法廷の見学をさせていただいたりした。(抽選会の日は、ここまでで終わり。お昼頃には解散でした。)
翌日からは、朝9:40迄に集合、解散は17:00
頃まで。
今回の裁判は、4日間の予定で、裁判長お1人と裁判官お二2人の3人のチームに加わり、全員で11人のチームで被告人を裁くことになる。
因みに、被告人は外国人の女性で、成田空港において、覚醒剤約3キロ、末端価額で約1億円分の覚醒剤を密輸入しようとした疑いで、起訴された方で、密輸の事実は認めており、有罪は確定で、争点は量刑と罰金をどのような重さを課すかと言うこと。同様の事件では、執行猶予は付かず、必ず実刑に、なるらしい。
裁判初日は1日、法廷に出て、検察側、弁護側、被告人本人の話しを聞いたり、質問したりした。自分は裁判長に認められて、裁判員として、被告人に直接質問させていただきました。
2日目、AM中は検察側の求刑、弁護側の減刑要求、被告人の最後に言っておきたい事を聞いて閉廷、PMは、法廷で聞いたり見たりした証拠と、それに基づく資料のみを元に、評議室でチーム全員で量刑や罰金をどうするか等話し合う。(法廷で見聞きした事や、判決結果等は公表しても大丈夫だけど、評議室で見聞きした事は守秘義務があり、一切公表してはならない)
3日目は、1日評議室での評議。
4日目は、判決の言い渡し。
判決結果は懲役8年、罰金300万円
罰金300万円が払えない時は、1日1万円換算として300日の労務役が課せられる。結果、収監されるのは、8年と300日。
但し、罰金分の支払いが終えれば、刑務所の判断にはよりますが、母国送還の措置が採られ、母国で残りの懲役を受ける事になるでしょう、との事でした。
あっと言う間の1週間、とても大変だったけど、とても貴重な体験であり、とても勉強になった。
又、選ばれれば、やってみたいと思いました。