『ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ(HEDWIG AND THE ANGRY INCH)
SPECIAL SHOW』東京千秋楽
10月15日(日) 東急シアターオーブ
15:00開場/16:00開演
S席1階10列 9,500円
本当にあっという間に東京最終日です。
本日はこの公演いちばんの良席10列目センタ ーど真ん中。
そして今日はほんとにほんとに素晴らしかったです!
もちろん演出について言い出したら止まらないけど、今日はただただJCMのヘドウィッグが間違いなく目の前にいたということ。
そして昨日と違って周りのマナーもよかったように感じるし、観客の集中力もすごかったと思う。
昨日心配していた喉の調子も今日はとってもよくなっていて(本人はカテコであまり喉の調子がよくなかったようなことを言っていたみたいだけど)、『Tear Me Down』からこの公演一のハジけっぷり!
そして本日も1曲目から総立ち。
でもジョンヘドが座るよう促すのを忘れて、座りどころを見失いこのまま立ち続けるのかなという不安がよぎったところで中村ヘドが「まあ座って」と声をかけてほっとするという律儀な日本人体質w
(「総立ち」と言えばやっぱり今日も『Angry Inch』で予定調和のように立ちました)
今日の公演は連日のような目立ったトラブルもなくて、ジョンも中村中さんもとっても落ち着いていて本当にあっという間でした。
BWで観た時も本当にいつもあっという間で『Wicked Little Town』までくると終わってしまうことのさみしさにものすごく切ない気持ちになったのですが、正直今回の前3回ではあまり早く感じることもなくて見ていてヒヤヒヤしたりざわつくことのほうが多くて。。
でも今日はほんとに終わってしまうことがさみしくてたまらなかった。
今回の演出については本当にどうかとは思うけど、解釈とか人物とかのことを差し引いても(本当はそこが一番重要だとは思うけど)せめてもうちょっとセンス良くできなかったのかなというのが個人的感想。
BW版でとってもよかった『The Origin Of Love』の演出も基本的には近いのに描かれているアニメーションが『Hedwig』の世界観と少しずれていて色がカラフル過ぎるのも気持ちが悪いし、2体の巨大な人型もないほうがいいと思う。
とくに『Origin-』と『Wicked Little Town(Reprise)』での人形は本当に出さないでほしい・・・
そして今回の演出の最大の被害者は中村中さんだと思うのですが、彼女だからこそここまで引き上げることができた(他の人だったらもっと大変なことになっていた)のかなと思うと感謝しかない。
中村ヘドが2回目の下ネタを言う際に無反応な観客に「こうゆうのお嫌い?」という場面も2日目は少し笑いが起こり「こうゆうのお好き?」と使い分けたり、総立ちになった観客がみんな座りだした時も「律儀に座ってくれてありがとう」みたいに臨機応変にアドリブをいれてくる対応力の高さも毎回感心する。
そして今日のジョンは本当に本当に素晴らしかった!
もともと『Exquisite Corpse』はそこまで好きな曲じゃなかったのですが、今回この曲で感情を爆発させるヘドウィグに例えようのない感情が溢れだし、そこからの『Wicked-』『Midnight Radio』はもう胸がいっぱいで号泣してしまいました。
最後カテコで今制作中の新しいミュージカルの曲で『The End of Love』という曲を披露してくれました。
この曲は『The Origin Of Love』の対になる曲だそうです。
以前インスタで「『ヘドウィグ』の続編ではない」と言っていましたがある意味つながりのある話なんだと思うとものすごく楽しみ!
余談だけど『Exquisite Corpse』のBWでの演出は、胸からパット代わりのトマトを取り出し、黒のミニワンピを脱ぎ捨てながら頭の上からトマトを絞りかけるというとってもインパクトがあってヘドウィグの感情が剥き出しになる象徴的なシーンなんだけど今回これがないのはジョンがTシャツを脱げなかったからかなと勝手に想像している。
ということでいよいよラスト大阪に行ってきます!