先日、京都大原の寂光院に参拝しました。前回の記事に書きましたが、平家物語・建礼門院ゆかりのお寺です。



地下鉄とバスを乗り継いでも行けますが、私は京都駅から大原行き直通のバスで行きました。1時間ちょいで着きます。

前日、雪が降っていました。市内に雪はほぼありませんでしたが、大原は、雪が多く残っていました。


雪が積もってると、手形を作ってしまうのは私だけでしょうか? 冷たかったです。( ̄▽ ̄)




大原のバス停から、三千院と逆方向に向かいます。雪が踏み固められた所もあり、滑りそうで、慎重に歩きました。



川沿いを歩いて、民家や畑脇をズンズン歩いて行きます。所々に寂光院を示す看板があります。

のに!最後の分かれ道で、反対方向に行ってしまいました。大原山荘の方に行かなければならないのに左に曲がってしまい、だいぶ集落の中を歩いてマップを確認して気付きました。




この入口の前に、漬物屋さんがあって、そちらを見ながら歩いてしまい、入口に気付かず西門まで行ってしまいました。雪のためなのか閉鎖されてて、ウロウロしてたら、入口は、少し戻ってくださいと放送が聞こえて来ました。なんか、自分が悪いんですけど、割と遠く感じました(≧∇≦)




受付で、拝観料(600円)を払い、石段を登ります。



寂光院は、聖徳太子が御父・用明天皇の菩提を弔うために創建されたそうです。

御本尊 六万体地蔵尊

平清盛の娘で、高倉天皇の中宮であった、建礼門院徳子が出家し、源氏との戦いに破れ、壇ノ浦で滅亡した平家一門と、わが子・安徳天皇の菩提を弔い祈り終生を過ごしたお寺となります。


本堂は、右手の方から、堂内に上がることが出来ます。御本尊 六万体地蔵菩薩立像 様は、とても、色彩が鮮やかで綺麗です。手には五色の紐が結ばれており、参拝者がその紐を持って祈り、ご縁が結ばれるようになっています。建礼門院像も拝めます。


実は、寂光院を知ったのは、ブラタモリでです。

寂光院は、2000年に火災にあっています。御本尊・本堂は、新たに復元、再建されたものです。なので、御本尊が、新しく色彩も鮮やかなようです。

ブラタモリで見たのですが、本堂や仏具は全焼しています。旧御本尊も焼けてしまいましたが、真っ黒に炭化していますが、旧御本尊だけがその姿を奇跡的にとどめていたそうです。

そして!焼けた旧御本尊の体内から、3416体の小さな仏像が出てきたそうです。お腹の中にあったから、焼けずに色も形もそのまま残ったようです。救いを求める人たちが祈りを捧げ奉納したものと考えられているそうです。


宝物殿に、体内仏が数点展示されています。

昨年10月に、3年ぶりに秋の特別公開で、旧御本尊が公開されたようです。いつか、私もお会いしたい仏様です。


寂光院のすぐ近くに、建礼門院徳子大原西陵があります。



この石段を登って行きます。五輪塔の仏教式御陵として珍しい御陵だそうです。