LB-293 「からだを揺さぶる英語入門」 | ライブラリーブログへようこそ!

LB-293 「からだを揺さぶる英語入門」

 著者自身、英語の演劇的人格を踏まえ、まずは固いからだをゆさぶって英語を話すからだ、性格をモードチェンジする素地を作り、いま話すことよりも、英語を学び続けていける、上達を続けられる基礎を作ろうよって視点で、立ってウロウロ歩きながら、身振り手振りしながらをイメージして編まれています。
 呼吸や発声も、国語の先生として役に立つところを、(すごくポイントを押さえた素人・・・)って切り口で語られているので、ごくツボだけ、分かりやすいと思います、(今さら)学ぶのにオススメ。そういや調子を確認するのにハミングが有用なこと、外国人のなかに混ざることで(真ん中の発声)のカンを取り戻せることを思い出しました。
 CDについて追読していると、めずらしく自分が(息を吐いている)のを感じることができました。身振り手振りの、歌うときに近い、(英語の人格)になっているのが分かりました。
 すごく前に向かっていく言語で、くるんくるん吐き出して、言葉自体が音楽的なのですね。飽きないし、なかなかよいウォーミングアップ。歌の音階がつかなければ、発声も散らばらず、真ん中の声が出てくるのですが・・・。英語の勉強より、ボイストレの副教材になってしまったかも☆悲しくて、落ち込んで、ぐちを言う時でも、独り言さえ(神様)というお客に向かっていたり、自分がパフォーマーになってしまう言語だから、独立心旺盛なメンタリティが育まれるのも、トーゼンのなりゆきかもしれませんよね。


からだを揺さぶる英語入門/齋藤 孝
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