寝耳に水
若殿、2年生の4月の中頃からやたら
「寝耳に水とは、どういう意味か・・・と、きかれていました。
母は・・・
「えっと、それはね・・・」
と、しばらく考え
「きいてないよ!と思ってびっくりすることよ」
と、、、答えてみました。
「は~ん。なるほど・・・
じゃぁ、オレは今日の晩御飯を知らないから、根耳に水なのかぁ~」と・・・
えぇぇぇ・・・?
ちょっと待った!「なんで???」
「だって、今日のご飯知らないもんオレ。じゃぁ今日何食べるか言ってみて」
というので、「いやそうじゃないよ・・・。だって若殿が今日の晩御飯についてきいてるじゃん。だからそれはふつうの会話になるんじゃないかなぁ~」
「ふーん」
私の喩が悪かった・・・
「じゃぁ、、、えっと、えっと・・・。
不意に思ってないようなことをきかされてびっくりするのよ」
「ふ~ん。じゃぁ晩御飯言ってみて。僕は今日餃子がいいなぁ~と思ってるからきっと、そうじゃなかったらおどろくよ。」
いや~そうじゃないなぁ~!!!
でも、実によく考える奴だ・・・と・・・
今日の晩御飯が餃子じゃなかったら根耳に水なのかぁ~。
「きいてないよ!」ってこと?確かに!
でも、違うよね~。
「まぁいいや~。○○ちゃんち遊びに行ってくる!」
「いいけど、5時前には帰っておいでよ。帰ってこなかったら鍵が閉まってるからね。」
すると、「えぇ!びっくり!根耳に水?」と若殿
「いえ、これは根耳に水でも何でもありませんよ。当たり前のことです。いつも言うことです」
「ふ~ん」
またあるときには
「ねぇ、寝耳って何?耳なの?水ってのはお水のこと?」
「寝てる人の耳に水かけたらびっくりするってことよ」
布団に入る時にも、、、
「ねぇ?僕寝てるよ。これ寝耳?」
「まだ起きてるけど、若殿が肩癖に寝ると根耳になるかな」
「ふーん」
若殿はずっと「根耳に水」を考えていて、ずっと唱えているのです・・・。
そんなこんなでGWに突入しました・・・