シンマイマーケター-新規事業

この「新規事業がうまくいかない理由」では、体系的整理のために第一章と第二章が参考になった。

頭では理解しているがどうしても目先の業務に終われて「リソースの集中」ができなかったり、
考えずに作業を行い二度手間になるため、「リソースがない」という錯覚を抱いてしまったり、
他事業の経験を活かそうとするが他分野での新規事業のためなかなか活かせなかったりと。

この本の新規事業従事者が陥りがちな罠は、現場で実際に起こることを身を持って実感しているが、
2月からはなんとか一つ一つの問題をクリアにしながら前進している感覚も持てている。

3月以降はパートナー開拓領域にもっと「リソースを集中」してしまっても良いと考えているので、
どうすれば勝てるか、そこに頭を一点集中させて3月はもう少し戦略を固めていきたいと思います。

新規事業従事者の陥りがちな五つの罠
【全方位にまんべんなく労力をかける】
事業コンセプトや収益構造の設計にこそ最大限の力を注ぐべきであって、会社のロゴだとか、中期計画だとか、そんなものは実際にその事業がするところまでは、放っておけばいいのです。泥臭かろうが何だろうが、まずひとつ成功実績を作る、そのためにあらゆるリソースを重点のみに集中投入する。これが、企業を成功させる第一歩なのです。

【考えずに調べる】
成功を収めるのは、調べることではなく、新しいシナリオを自分たちの頭で考えたから。新規ビジネスが成功するかどうかは、はじめる前にどれだけ時間をかけて深く考えたかによって、半分以上決まっているといっても過言ではありません。

【すぐに閉鎖感に襲われる】
閉鎖感に襲われない理由は、ベンチャービジネスが最初から順風満帆なんてありえないということを、常識として知っているから。閉鎖感に襲われ、茫然自失して立ち止まることは無意味で愚かなこと。チェックリストを埋めるのではなく、それぞれの内容を毎日、深堀りしてください。それが、ニュービジネス成功のための正しい判断なのです。

【過去の経験のなかに課題解決の方法を探す】
世の中にまだ存在しないビジネスを、これから創り上げていこうというときに、過去の経験や事例というのは、参考になるよりも、むしろ新しい発想を妨げる足かせになる危険の方が大きいのです。ビジネスを成功させるには何をどうすればいいかをゼロベースで考える、これが新規事業の鉄則なのです。

【リソースがないという嘘に縛られている】
もし本当に人やお金や経験が足りなかったのだとしても、そんなものが新規事業の成功を阻む決定的な要因であるはずがない。問題は、リソース不足が原因だという、誤った認識をしている新規事業担当者にあると思って間違いありません。すごい企画と高いモチベーションがあれば、たいしてリソースのない学生企業だって世間は放っておかない。勇気を持って大企業へ訪問してみたらいい。

会社側に陥りがちな七つの罠
【成功が前提となっている】
新規事業は失敗する確率のほうが成功のそれより高いのですから、「失敗するのが当然」というところからスタートしなければなりません。そして、プロジェクトチームのメンバーに対しては、それを前提にルールを決めておくのです。

【撤退の際のルールが明確になっていない】
最初から、こういう状態になったら撤退すると決めておけば、そこまでは会社も迷わずに一定水準の投資ができます。そうすると、新規事業チームのほうも安心して自分たちの仕事に専念できるので、成功の確率が上がるのです。もしうまくいかなくても、この事業はここまでという判断がつくので、いたずらに投資額が膨らむこともありません。

【目的や意味が違う新規事業を一般化しようとする】
目的が曖昧なまま新規事業をはじめると、もともと低い成功確率がさらに下がる。だから、何のための新規事業なのかということを、最初にはっきりさせてくことが大切なのです。事業計画を立てるのはいいでしょうが、新規事業の場合、その計画は必ず頓挫し、修正を余儀なくされるのが普通だということは、経営者も事業担当者もスタッフも知っておくべきなのです。

【意思決定に多くの人がかかわり過ぎる】
多くの人から意見を聞くというのは、そこにいる全員の、成功体験の範囲のなかに収まるものしか出てこないということなのです。そんなところから、世の中に受け入れられる新しいビジネスが生まれるはずがありません。

【既存事業のルールや評価基準を適用する】
売上や成長率を上げるよりも新規事業に必要なのは、事業として成功する確率を少しでも高くすること。ならば、そのために全力を尽くすべきだし、評価するならその部分を評価しなければ意味がありません。言葉を換えれば、売上数字のような量ではなく、質の部分を評価するのです。

【メンバーに二軍を投入する】
業績好調の企業の新規事業だから必ずしも成功するわけではなく、むしろ業績好調なほど成功確率が低くなるということと、新規事業を成功させたければ、思い切って社内の一軍人材をそこに投入せよということを、ぜひ学んでください。

【はじめれば何とかなるだろうと思っている】
とりあえずはじめれば何とかなるだろうくらいの甘い考えで、新規事業準備室や、社内ベンチャー育成制度を作り、起業経験のない人をそこの責任者にしてしまうような愚を犯してしまうのです。もし、企業が本気で新規事業を立ち上げようと思うなら、最低でも、こういうことを教えてくれる専門家を、アドバイザーとしてプロジェクトに加えてください。

新規事業がうまくいかない理由 ~「プロ」が教える成功法則~