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Buzz's Diary

ロンドンでの妊娠治療について書きます。

昨日、ちょうど混み合う夕方の時間にバスに乗っていた時の話。

私は始発から乗ったので座っていたのですが、
あるバス停で、バスに乗ろうとする人に対して、
既に乗っている人が何か文句を言っています。
「もう場所がないから、乗ってこないで」
「20分も待ったの、乗せてよ」
私の席からはよく見えなかったので、何事だろうと思っていたら、
一人の子供を抱っこし、もう一人をベビーカーに乗せている、
お母さんが乗ってきました。
服装から、イスラム教の、アラブ系の若い女性と分かりました。

文句を言っていたのは、白人の、見るからにあまり育ちのよくなさそうな、
(ここロンドンでは、労働者階級とか、Lower Classというのかもしれません)
中年の女性二人組です。
彼女達はそのお母さんが乗って来た後も、ぶつぶつ文句を言っていました。

私は日本、東京から来たので、このくらいの混みようなら、
あと一歩ずつでも、各自が後ろにつめれば、十分、
ベビーカー用のスペースは確保できると思いました。
文句を言っている女性達、なんてuglyなんだと。
また、もし相手が白人のお母さんだったら、何も言わなかったかもしれません。

公共の場で、子連れのお母さんが責められるのはとてもつらいです。
まだ小さい子供を二人も連れてでは、中々トイレにも行けないでしょう。
早く帰りたいのです。

数ヶ月前ですが、新聞に、こんな記事がありました。
イスラムの女性は、子供をたくさん産むと思われているので、
中々就職することができない、と。
ここロンドンでの就職状況は、東京の比ではないくらい、
とても厳しいものですが、そんな中でも、
さらにイスラムの女性というのは大変なようです。