私の所属している弓道協会では教えてくれる方が数名おられます
最近入会された初心者の方を熱心に教えている方がおられるのですが
すごく細かな点まで指導をされていて、まだ所作もウル覚えの方なのですが
所作も射技も細かく指摘されて、「前にも言ったでしょ!」「何度言えばわかるの!」っと
注意をされています。
他の先生がたまにその方に指導してるときも「ほら同じこと言われたでしょ」っという感じで
自分はチャンと教えているんだと言う事を強調しておられます。
「前にも言った」や「何度言えばわかるの」は教わる方のやる気が無くなる
禁句だと思います。
私の教わった先生は出来る事を褒めてくれる方で、前にも聞いたけど忘れていた事も
初めて説明するかのように何度でも説明してくれました。
私も会社で部下や後輩に仕事を教えていて一度説明したのに出来ていない場面があると
自分に余裕がある時は相手の立場に立って
「いろいろ説明したから忘れたのかな?」とか「聞けば一度聞いたと思いだすかな?」と
と考えてもう一度説明するのですが、余裕が無いときに言っても仕方ないのに
「前も説明したけど覚えてる?」とか言っちゃうことあります(反省・・・)
これってなんだろうとすごく考えました・・・・・・・・・・・・・・・・
これって私はきっとは相手に「期待して」、「見返り」を求めているんだなと思いました
どんな人にでも期待したいと自分で思っていました、人は期待されないと
自分でも期待されない人になってしまうと思います。
どんな人でも役に立って期待されて仕事した方が楽しいと思っているからです。
だから自分でやった方が早いと思った事でも、みんなが分かっている方が良いと
思い時間が掛かっても教える様にしています。
そしていつか「効率よくなれば」っと・・・
この「効率よくなれば」が知らず知らずのうちに僕にとって見返りになっているのだと
思います、教えても教えても自ら動かなかったり、覚える努力しなかったりっと
イライラしたりするのです。
知らず知らずに求める見返りは沢山あると思います
「なぜ感謝しないんだ」
「なぜ教えた事が出来ないんだ」
なぜなぜなぜ・・・・・・
すっごい反省しました。
恐らく熱心に指導している方も教えているんのに
「なぜ覚えてないんだ」
「なぜ上手くならないんだ」って見返りを求めているんだなと思いました。
自分を教えてくれた先生の様に
期待はしても、見返りを求めないような人になりたい。