弓道には段位と称号があります。

 

段位は初段から始まり数字が大きい方が高段者となり

称号は5段以上になると受審資格があり、練士⇒教士⇒範士と上がっていきます。

 

 

先日、少し練習しようと思っていた日に、たまたま他府県の先生が

道場に来られるということ聞き、胴着を着て道場に向かいました

七段・教士の方と聞いていたので、高段者の先生だなとは思っていたのですが

同じ段位・称号の方は、私住んでいる県にも何人かおられ大会の射礼や競技で

何度も見たことはあったので特に深く考えず行きました

 

直接見て頂けるということになり、準備をして審査の間合いで行射を行い

指導頂けたので、普段見て頂いている先生とまた違い色々勉強になったのですが

息をするのを忘れるほど緊張してしまいました。

 

今まで審査を受けてもそこまで緊張する事は無かったのですが低段者の自分が

直接見てもらえると思ってなかったので、気持ちの準備不足から緊張したのだと

思っていました・・・

 

 

翌日、大会があり、その先生も参加されておられたので何気なく「射」を見ていたのですが

会~離れを見た時に衝撃を覚えました。

 

射に感動してしまったのです。

 

今まで見てきた県内の大会で射礼や競射で見た、高段者・称号者の先生とは

「別世界」の様に感じました

「会」から「離れ」が一文字にスパッと離れ、全くブレがありません

離れの中心が見えるような気さえしました。

力強いのですが、無理している感じではなく空気を切り裂く様に、弓道の理(ことわり)・・・

・・・・色々書きましたが言葉では言い表せません。

 

 

 

正直、「ああ、なりたい」と思ってしまいました

 

行射を見てもらったときの緊張感は知らない間にこの「別世界」を感じたのかも?

 

 

 

最近少し的中率が上がって来たので的に中りたい気持ちが強くなりつつありましたが

「あんな射」がして見たいと思いました。

 

 

大会などに申し込むと、自分はあまり中らないので団体戦では力になれず

申し訳ない気持ちになるのですが

「冷たい水を震えながらのぼっていく」気持ちで自分の正射を追求したいです。

 

今回、見てもらう・見るという体感が出来たこと本当に感謝します。

 

 

 

弓道は死ぬまで出来る武道だと思うので、80才まで生きるとすれば

今は弓道初めて3年目で残り35年もあります。

 

今、中ることより「正射必中」を目指して1年や2年、いや5年や10年掛かっても

 

 

 

「まだまだ沢山時間はあります」