急げ、
走る・・・走る・・・

 

後ろからライトが少しでも見えたら隠れる・・・

 

また、走る・・・走る・・・

残した、仲間が不安だが走る・・

連絡先のメモを腹にしまい走る・・・

 

走る・・・走る・・・

 

また後ろからライトが来た。隠れる・・・

 

また走る・・・走る・・・

 

また車が、隠れる・・・

なんと!くじら号!

 

時間にして10分くらいか?

もうばれたのか・・・・

 

幹線道路は危険だ。

 

かといって、夜9時過ぎのこの時間。

この風貌で静かな民家の間をうろうろ歩くのもとても怪しい。
気配を消して歩く・・

 

考えよう。
歩きながら。

 

車のライトが来る。


隠れよう。

民家の駐車場に侵入し車の後ろに隠れる。

車の陰で考える。

どうしたらいい・・・

 

後ろから大声が!

 

「おい!お前!」
ビクッ!

固まる・・

「コラァ~!テメエ!人んちで何をやっとる」
ヤバい・・どうしよう・・・見つかった・・・・