私達は4FのECUへ案内された。

面会人数や時間を書いて奥の部屋へ。


心臓がバクバクで怖くてしかたない…


そして対面。


人工呼吸器をして頭に圧を測る為の機械が

刺さってベッドで寝ているせいらがそこにいた。


目の前にいるのに、まだ信じられない自分…


頭は包帯でグルグル巻きだけど

顔は鼻に擦り傷程度だし

身体も包帯しているわけでもないし

手に擦り傷が少しある程度。

けど、左耳から出血があった様で

固まった血がついていた。

身体が冷たいし起きないからまた不安になった。


先生から話しがあるという事で別室に移り

話しを聞いた。


主治医は帰ってしまったようで

夜勤の先生からCT画像を見ながら説明を聞き

身体への目立った損傷はないが

頭の方に凄いダメージを受けていて

今は圧の数値がなんとか抑えられているけど

これ以上、上がると人間にとって一番大切な

脳幹へも圧迫してしまう為とても危険な状態。

数日このまま乗り越える事が出来れば

後は落ち着いていくと思うのですがね。と言われた。


あと身体が冷たいのも起きないのもワザとで

治療のためと説明され安心した。







また、せいらの居る部屋へ戻り

私もK君も大泣き…


信じられない…

信じたくない…


私にとってもK君にとっても


”特別な存在”


…だからダメージは表現出来ないほど。


とくにK君は自分の兄の四十九日が

終わったばかりで、ただでさえツライ状態だし

せいらとは長い同棲で居るのが当たり前だったと

思うから、相当きていると思う。


私も数日前に電話でせいらに

K君の兄の話を聞いた時に、真剣に

「Aさんは私より先に死んじゃー駄目だよ。」

って言われたばかりだったから

頼むから有言実行だけは止めてくれ。って…

どうか、せいらを助けて下さい。って…

初めて本気で神様にお願いをした。





4月17日 
AM2:00


看護士さんに

「他の患者さんの迷惑になるといけないので

そろそろイイですか?」

と言われ、しぶしぶ…部屋を出て

ナースステーションの前で

せいらの所持品を確認


また、

せいらの状況説明や手術などを決定する者

=キーパーソンとして姉の私がなった。



私達が病院の外に出てきた時

旦那さんもようやく到着。

大雨の中の長距離、ご苦労様。


これから皆、複雑な気持ちで

せいらとK君のマンションへ向かう。

          

              つづく…