覚せい剤検査を逃れる方法 | 禁煙請負人・豊前健介の煙草・麻薬・お酒の話

覚せい剤検査を逃れる方法

覚せい剤使用の尿検査で陰性にする方法がありますが、絶対マネしないでください!

覚せい剤の減衰期間は2週間とも言われ、2週間前にポンプ(注射器)で入れても、尿検査では陽性反応が出てしまうと言われています。道具や覚せい剤が出てこなければ検査は拒否出来ますが、覚せい剤が出てしまえば裁判所で簡単に礼状を取ってきて、尿道カテーテルで強制検査されます。カテーテルは(本当に)屈辱に加え、激痛です。淋病もらった経験のある人・急性アルコール中毒になった人は分かると思いますが。

そこで事前に尿検の連絡があって、翌日検査等すぐに尿検査にならない場合にのみ有効ですが、かなり効果のある薬があります。それは「ラシックス」と言う薬物です。ラシックスは血圧を下げ利尿作用があるのですが、メタンフェタミン・アンフェタミンの尿検査では陰性になると言う優れモノです。ラシックス(フロセミド)は、強力な利尿薬であり、尿排泄を促進させる事で尿中の物質濃度を減らします。なので、時間が経てば経つほど有効です。但しメタンフェタミン・アンフェタミンの成分を、直接消すわけではありませんのでご注意を。

覚せい剤の尿検査は捜査官がどの検査で行うのかは不明ですが、トライエージ(Triage)等の簡易キットなら、検出下限1μg/mlですので、時間が経てば陰性になる可能性は十分あります。

犯罪等の捜査では、高速液体クロマトグラフ法(HPLC)やガスクロマトグラフ、質量分析計(GC/MS法)が主流です。こちらは検出下限が50ng/mlと感度が高いので、検出される可能性が十分あります。また尿以外にも血液や毛髪でも覚せい剤の使用検出は可能ですので、バレてしまったら元も子もありません。

ラシックスは、体内に残る覚せい剤の成分を排出する作業を助ける薬品です。体内の物質を外に出すには尿等の排泄と汗、この尿排泄を早く多く行うのが利尿剤です。ただ、これだけでは腎臓肝臓の働き如何で違いが出てきます。その臓器の働きも助ける事を行った上で利尿剤を使うのがベストです。最近は(僕も含め)薬剤師も厚生労働省の指導の下、ラシックスの使用等を控えていますが、細胞内の毒物を外に出すグルタチオンにミノファーゲン2本を加えた点滴の最後に「ラシックス」を加える方法がベターです。点滴の数は多いほど良いのは当然です。

最後に、警察官や麻薬捜査官が覚せい剤を舐めて「麻薬だ!」と言うシーンをドラマなどでよく見かけますが、これは全くデタラメで、そもそも麻薬を舐めて中毒になるリスクが高いので判定薬を使います。判定薬は透明ですが判定薬の中に覚せい剤を入れ、試験管を振ると覚せい剤なら青色に変色します。一方、赤色に変色した場合は大麻やアヘンなどの麻薬です。


昨日と今日の記事は、大殿にささげます。覚せい剤は特用林産物に当たるものなので、大殿のブログに記載される事を、僕は心から願います。