今年の夏、水泳部は14度目となるインターハイ男子総合優勝を成し遂げることができました。
ここまでの道のりは、選手たちの努力はもちろんのこと、日頃より水泳部の活動にご理解・ご協力賜りました関係者の方々のご支援の賜物です。この場をお借りして心より感謝申し上げます。
インターハイ期間中やその後の夏JOで、たくさんの方から「なぜ今年の豊山はこんなに強かったの?」という質問をいただきました。
今年の滋賀県・インフロニア草津アクアティクスセンターでは、パーソナルベスト(PB)を更新すると電光掲示板に表示されたこともあり、多くの方から豊山の高いPB率をお褒めいただきました。
私自身はチームを担当しておらず、大学院に通学している関係で練習に行けないことも多いため、ある意味一歩引いた視点から水泳部を観察していました。しかし、俯瞰して見ていてもコーチ・選手ともに特別なことは何もしていません。どこの学校やクラブチームでも行っているような練習を重ね、インターハイに向けて準備をしてきただけです。
では、その中でも「日大豊山の強さ」の本質はどこにあるのか。
私は、コーチ同士・選手同士、そしてコーチと選手が密に連携して情報共有を行い、報告・連絡・相談を徹底している点にあると考えています。
普段はLongチームとShort・Middleチームの2つに分かれていますが、練習後に互いの状況を共有したり、移動中に話をしたりと、コーチ同士は常に水泳の話題で盛り上がっています。また、寮生活を送る生徒も多いため、生活面での様子を共有することも欠かしません。
インターハイ当日はコーチ陣に加え、トレーナーの中里さん(マッサージ×トレーニングMarks代表:本校水泳部OB)にも帯同していただき、選手のコンディション面でも密な情報共有が行われていました。
もちろん、コーチと選手間のコミュニケーションも徹底しています。親元を離れて暮らす生徒もいるため、競技面だけでなく学校生活や進路についても対話を重ねています。
今回の会場となった滋賀県のプールは、2025年の国民スポーツ大会で使用された会場でした。
竹村監督と私は国スポで会場の動線や利用方法を把握していたため、
「控え場所から会場まで距離があるため暑さ対策が必要」「ウォーミングアップの混雑で思うように泳げない場合の想定」など、予測される課題に対してあらかじめ情報を共有し、対策を講じることができました。
結局のところ、「当たり前のことを当たり前にできるか」「準備を徹底できているか」、これに尽きるのだと思います。特別なことをするのではなく、“当たり前と思える基準を上げること”こそが重要なのだと感じています。
日大豊山水泳部は、長きにわたる歴史と伝統の中で築き上げ、継承してきたものを軸に、これからもインターハイ総合優勝に向けてチーム力を高めてまいります。
以上
北川 凜生
























