筋道を立てて問題を解決していく能力
ここで数学に話を戻しますと、数学は、確かに「筋道を立てて問題を解決していく能力」
という力を育んでくれる格好の素材でしょう。
論議の発端となったジャーナリスト千野信浩さんは下記のように書かれていました。
話を聞いたある私立大の歴史の先生は、
「論文を見れば数学をやってきた学生かそうでないか、一発で分かる」
と話していました。
数学を勉強してきた学生は、論理的にものごとを積み上げていく習慣がついている、という訳です。「企業側に根強い旧国立大人気には、文科系でも数学をやってきたか、論理的にものごとを考える
素地があるか、理科系でも歴史や国語の素養があるのかが明らかに影響しています。」
この言葉からは、明らかにバランスがとれて且つ優秀な人材を企業は欲している様が伺えます。
少なくとも実業を営んでいる企業であれば、製造業であれサービス業であれ当然の要望でしょう。
松平先生も、自分の出された電子ブックをアフィリエイトしている人々のページを見られて、
「私の生徒だったらそれこそ居残りで勉強させたいくらい国語力がなんともいいがたい方も
おられます。」と呆れられていたことを思い出しました。
加えて、息子が就活をしていた時期に、「今日日は親にエントリーシートを書いてもらうらしい」
なることも耳にして卒倒しそうになりましたが、さもありなんの国語力なんでしょうね。
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