その32 アンドロイドの未来を考える | ぶよりんの昨日より1つだけ強くなるブログ

ぶよりんの昨日より1つだけ強くなるブログ

何でもいいから1つだけ強くなろう。

Philip K.Dickさんの【アンドロイドは電気羊の夢を見るか?(原題: Do Androids Dream of Electric Sheep?)】を読み終えました。

この作品、高校の頃からずっと読んでみたいなと思いながらも読めていなかった作品でした。

簡単に要約してしまえば、地球が衰退し人類の多くが火星へ移住した未来環境で、火星から地球へ脱走してきた8人のお尋ね者のアンドロイドとそれを追う警官の話なのですが、とにかく深い。執筆当時ここまでのことを考えてしまったフィリップさんは本当に凄いと思います。

アンドロイドの未来はどうなのでしょうね。僕は人工知能には限界があると思っていてSFのような世界は無理だろうなと思っています。全パターンを記述してそれっぽく見せることはできますが、流暢な会話はできないんじゃないかな。
逆に人間とはなんなのでしょうね。どこまでのことがアンドロイドにできたら人間として認めることになるのでしょう?僕は上述した通り、アンドロイドがいかなる状況に於いても個性を持ち自分で考えて振る舞うことは不可能だと思っていますが、逆にそれができてしまえばそれはもう人間として認めるべきなのだろうと考えています。

そんなことを考えさせてくれる【アンドロイドは電気羊の夢を見るか?】とてもわくわくするお話なのでオススメです。
強くなったぜ。