「また、誰かの悪口か……」
保育園の休憩室。
扉を開けた瞬間に漂う、あのドロドロとした空気。
さっきまで笑顔で打ち合わせをしていたはずの同僚たちが、いない職員を標的にして盛り上がっている。
「あの人、本当に動けないよね」
「若いからって甘えてる」
その輪の中で、あなたは引きつった笑顔で頷き、必死に同調していませんか?
「ここで否定したら、次は私が標的になる」
そんな恐怖に支配され、自分の意見を殺し、ただ場の空気が濁らないようにと祈る。
わかりますよ。
でも、その「同調」こそが、あなたをさらなる地獄へと引きずり込むアリジゴクの入り口なんです。
休憩室は、プロの仕事場ではない。
はっきり言います。
そんな風に、いない人間の悪口でしか連帯感を作れない職場は、プロの集団ではありません。
単なる**「感情のゴミ溜め」**です。
あなたがそのゴミ溜めで「良い人」を演じようとすればするほど、あなたの精神は汚染されていきます。
なぜなら、あなたは「相手の機嫌」という、自分ではコントロール不可能な変数を、自分の責任として引き受けてしまっているからです。
上司やお局様が不機嫌なのは、あなたの仕事が遅いからではありません。
彼女たち自身の人生が満たされていないか、あるいは単に「感情を垂れ流すことで支配したい」という幼稚な欲求によるものです。
それなのに、あなたは「私がもっと動ければ」「私がもっと気を利かせれば」と、自分を責める。
……傲慢ですよ。
他人の感情を、あなたがコントロールできるなんて思わないでください。
それは「雨が降ったのは、私の日頃の行いが悪いからだ」と言っているのと同じくらい、非論理的で無意味な思考です。
「誠実さ」が、あなたから発言権を奪う。
会議の場を思い出してください。
本当は言いたいことがある。
今のやり方はおかしいと感じている。
でも、誰かの顔色を伺って、結局は強い意見に同調してしまう。
「ここで目立って、評価を下げたくない」
そうやって自分を守っているつもりかもしれませんが、皮肉なことに、その行動が一番あなたの評価(市場価値)を下げています。
周囲はあなたを「何を言っても逆らわない、便利な駒」として認識します。
駒に対して、敬意を払う人間はいません。
発言権が減り、頼られることがなくなり、さらに自信を失う。
そして、ますます誰かの顔色を伺うようになる。
この**「自己喪失のスパイラル」**を止める唯一の方法は、根性で自信をつけることではありません。
「自分」と「役割(キャラクター)」を完全に分離することです。
OSとアプリを切り離せ。
あなたが職場で受けている指摘や、お局様からの嫌味。
それを「私という人間への攻撃」だと受け取るのは、今この瞬間から辞めてください。
あなたは、職場の期待に応えるための「保育士というソフトウェア」を起動しているだけです。
もしそのソフトがバグを指摘されたなら、直すべきはソフト(手順や動作)であって、あなたの本体(人格)ではありません。
「ああ、このお局様は、今『不機嫌』という古いプログラムを走らせているんだな」
「私のソフトに対して、バグ報告(嫌味)が来ているな」
そうやって、事務的に、淡々と処理する。
相手の感情を、自分のカバンに入れない。
これが、私がかつて激務の中で編み出した**「聖域構築術」**の基本OSです。
心を差し出すから、傷つくんです。
心を「聖域」に隠し、職場には「精巧な人形」だけを置いておけばいい。
自分の人生を買い戻すための「毒」を持て。
「同調」という名の服従を辞めるのは、勇気がいります。
でも、他人の顔色を伺って過ごす10年と、自分の聖域を守り抜いて生きる1年、どちらに価値がありますか?
私のメルマガでは、こうした「感情の切り離し方」を、具体的かつ冷徹なステップでお伝えしています。
綺麗事の「自己肯定感」なんて、今のあなたには毒でしかありません。
必要なのは、不条理な環境をシステムで無効化する、**「静かなる拒絶」**の技術です。
お局様にお世辞を言うために、あなたの命の時間を使わないでください。
[→ 感情労働の呪縛を解き、事務的に「自分」を奪還するメール講座]
次の会議では、無理に頷くのを、一度だけ止めてみませんか。
そこから、あなたの新しい人生が始まります。
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執筆者:ユキ