これからの新しい友情の形『SATC』流・女の友情10ヶ条をお届けします




一、親友の深刻な恋愛相談にはウィットに返答するべし。


<シーズン3・第13話「過去からのエスケープ」より>
キャリー「エイダンに浮気のこと話して別れた。」
シャーロット「ハネムーンで(夫のトレイと)一度もしなかった。」
キャリー「そっちの勝ち。」

<解説>
最悪すぎて言い出せなかったお互いの状況を“せーの”で告白しあった瞬間。自分の失恋よりも、結婚してから一度もセックスがないという、シャーロットを気遣ったところにキャリーの優しさが見えます。


二、親友には遠慮せず、冷静に意見を述べるべし。


<シーズン4・第6話「赤ちゃん注意報」より>
キャリー「(エイダンと)ヨリを戻したいなって。どうしたらいい?」
ミランダ「“あんなことしたんだからふざけるな”って言われるかもよ。それは頭に置いとかないと。」

<解説>
以前よりも数倍イイ男に変身した、元彼エイダンと再会したキャリー。自分の浮気が原因で振られたことを、すっかり忘れたかのように「復縁したい」と舞い上がっていたため、ミランダがキツーイ一言を浴びせました。しかし最初に釘を刺しつつも、その後は復縁策を一緒に考えてましたよ。

三、親友の恋愛エピソードは、どんな(つまらない)内容でも盛り上げるべし。


<シーズン2・第11話「恋愛の進化形」より>
キャリー「初めてビッグの家で“大”をしちゃった。」
サマンサ・ミランダ・シャーロット「ワーーーーオ!」

<解説>
キャリーの恋人・ビッグは、たとえ彼女でもなかなか私生活に踏み込ませない曲者男。キャリーならず友人たちもやきもきしていたので、この些細な進展がとびきり良ニュースだったのです。この後、「彼氏がいても“大”ができるか」という個人的見解の応酬になりました。

四、親友のがんばっている姿を、ちゃんとそばで見て理解するべし。


<シーズン5・第2話「愛こそすべて」より>
シャーロット「以前は(愛を)信じられたのに、今は迷路に迷い込んだみたい。前向きに挑戦しようと思うんです。でも、もうダメな気がして…」
セミナーの講師「あなた、本気で心から努力してはいないのよ、100%のがんばりには達してない。」
シャーロット「…」
キャリー「(遮るように)いいえ、がんばってますよ。そんなことない。(シャーロットは)必死でがんばってます。」

<解説>
離婚後、何をやっても上手くいかないと悲観主義になりがちだったシャーロット。心のよりどころにしていた自己啓発セミナーの講師に、涙ながらに心情を吐露しましたが冷たく切り捨てられるハメに。すると横で一部始終を聞いていたキャリーが、講師に対して怒りの反論を! シャーロットはキャリーの言葉に感動し、その後二度とセミナーに行くことはありませんでした。

五、親友の性に関する悩みには特に親身になるべし。


<シーズン4・第8話「私とマザーボード」より>
サマンサ「オーガズムなくしちゃったのよ!」
キャリー「大丈夫、サマンサのオーガズム残ってる。まだまだイケるって。がんがんイケるって。」
サマンサ「…」
キャリー「わかった、じゃあ原因考えよう。サマンサ上だった?」
サマンサ「それって関係あるの?」

<解説>
セックスに対しては百戦錬磨。ヤルと決めたら必ずイクと豪語していたサマンサがまさかのスランプ…! サマンサにとって、セックスこそが人生においてのファーストプライオリティであることを誰よりも知っているキャリーは、ハタ目には滑稽なほどあの手この手で励ましにかかりました。

六、親友の恋愛成就のためならなんでも協力すべし。


<シーズン4・第6話「赤ちゃん注意報」より>
キャリー「じゃ、ミランダもう帰ってくれる?」
ミランダ「は? まだデザート食べてないわよ」
キャリー「エイダンとふたりきりになりたいのよ。ね、お願い」
ミランダ「…わかった。」
キャリー「あ、ちゃんとスティーブも連れていってね。」
ミランダ「…」

<解説>
とにかく、どうにかして元彼エイダンとヨリを戻したいキャリーは必死。ミランダの元彼・スティーブまで担ぎ出してムリヤリ4人でディナーを。その途中のふたりの会話です。ミランダは渋々スティーブを連れて帰りました。時と場合によっては“女の友情<男”という公式に寛大にならざるを得ないことは、世界中の女性の共通事項かも。

七、親友の選択を肯定し、理解してあげること。


<シーズン3・第10話「全てを手に入れた女?」より>
キャリー「私のこと、バカな女だって思わないでね。」
サマンサ「まさか。誰に言ってるのよ(ウインク)」

<解説>
優しい恋人・エイダンがいるのにも関わらず、元彼ビッグと寝てしまったキャリー。サマンサにだけ罪を告白します。愚かな自分をちゃんとわかっているキャリーを、サマンサは一切非難することなく受け止めます。友情には叱咤激励も大事ですが、ありのままを受け止めてもらう寛大な優しさも、時には必要なのです。

八、親友に夜中に呼び出されたら、すぐに行ってあげるべし。


<シーズン4・第5話「過去という名の亡霊」より>
ミランダ「ごめんね、夜に呼びつけて」
キャリー「私のお友達保険には“幽霊が出たら助ける”って項目に○ついてる。保険でカバーされるって。」

<解説>
自分の部屋に幽霊の気配を感じ、怯えたミランダはキャリーに緊急電話を。夜中でもオレオを片手に速攻駆けつけたキャリー。ユーモアあふれるセリフで、ミランダの気持ちをほぐしています。ま、この後幽霊そっちのけで女ふたり、夜通しガールズトークになるわけですが。

九、たとえケンカになっても、親友には正直に自分の気持ちを伝えるべし。


<シーズン6・第18話「決断のとき」より>
ミランダ「悪いんだけど、どうして今までの人生投げ出して、パリくんだりまで行くのか理解できないの。」
キャリー「ミランダのために、ずっとここに居て、ずっとシングルではいられない。」
ミランダ「なんですって?」
キャリー「だってそうでしょう。わたしがいる限り。同じアパートで同じコラムを書いてる限り何も変わらない。安心なのよ。」
ミランダ「これはあんたの問題じゃない。」
キャリー「違う。ミランダもシャーロットも前に進んでる。サマンサでさえ変わってきた。NYでずっと自分の人生をネタにしていくか、(パリに行って)彼といて自分の人生生きるか。」
ミランダ「あの男の人生じゃない!」
キャリー (無言で立ち去ろうとする)
ミランダ「キャリー、あんたが心配だから言ってるのよ!」

<解説>
仕事もキャリアも捨て、恋人ペトロフスキーについてパリへ行くことを決意したキャリーに猛反対のミランダが最後に大ゲンカした一幕。キャリーはミランダの正論を意地になってはねのけ、ミランダはキャリーを失う辛さから素直に喜んであげることができません。ですが、自分の意見の飲み込んで相手に合わせるのではなく、ぶつけ合うことで絆を深めあうふたり。次の日、ミランダは素直にキャリーのパリ行きを応援する留守電を残します。

十、どんなにどん底の状況でも、親友のためなら笑顔になるべし。


<シーズン3・第12話「恋愛における嘘」より>
キャリー「(涙があふれる)」
ミランダ「…大丈夫?」
キャリー「大丈夫。」(涙をぬぐい、笑顔でシャーロットのもとへ)
ミランダ「(黙って、キャリーを抱きしめる)」

<解説>
シャーロットの結婚式の最中に、エイダンから別れを告げられたキャリー。でもシャーロットのために、涙をこらえ笑顔で写真撮影に臨みます。キャリーの心情を察するミランダ、幸せの絶頂をキャリーに守ってもらうシャーロット、すべてを寛大に見届けるサマンサ。お互いがお互いを思いやる姿に、恋人を失ったキャリーは改めて思うのです。
「ありのままの自分を受け止めてくれる人なんてそういない。でも、そんな友人を3人も持った私は幸せだ。」



アラフォー