【30代では加齢臭が増加?】
オフィスで、電車内で、レストランで…ひょっとして自分の体臭で他人を不快な気分にさせているかも…なんてつい考えてしまうようになるのが30代。ぼちぼち「加齢臭」なる言葉が気になる年代ですが、やはり20代に比べて30代では、体臭が強くなっていくものなんでしょうか?

20代から30代にかけてはホルモンの関係によって体質が激しく変化する時期です。体臭に関して、いわゆる加齢臭の場合は、ノネナールという物質が原因です。ノネナールは皮脂腺から出る脂肪酸が酸化・分解されるときに出てくる物質ですが、年齢を重ねるとともにこの酸化の促進具合が上がっていくんです。つまり、臭いの原因物質であるノネナールが増えるわけです。

もともと女性の場合、エストロゲンなどの女性特有のホルモンが酸化するのをガードする働きを持っているんです。これは、子どもを生んで育てるという役割があるため、なるべく体を若々しく保つというはたらきが女性ホルモンにあるからです。そのホルモンのバランスが年齢とともに崩れてくるのですが、早い人だと30代にもその症状が現れます。20代に比べて、30代に体臭が強くなる原因のひとつには、こうしたホルモンバランスの崩れによってエストロゲンが減少し酸化が促進される、ということがあるわけです。

【30代は皮膚のたるみを避けられない!?】
お尻や二の腕、お腹周り…20代に比べて明らかにたるみが増しているような気がしてならない30代。あんなに引き締まっていた若々しいボディはどこへやら。ああ、目の前にあるのは見るも醜い無様な肢体…やはりよる年波には逆らえないのでしょうか。それにしても20代から30代に掛けて、急速にタルんで行くように感じるのですが…?

基本的に皮膚などが下垂をするのは、地球上で生活する動物の宿命です。どうしても引力には逆らえないわけですが、下垂する大きな原因のひとつは、細胞と細胞をつなぐ役割を担っているコラーゲンの減少にあります。このコラーゲンは年齢とともに減少しますが、それによって細胞へ酸素や栄養素が届きにくくなり、細胞の老化が進みます。コラーゲンは外から取り入れるなどによって補わなければ、下垂に拍車がかかる一方となるわけです。こうしたコラーゲンの減少は20代から30代に掛けて顕著。40代でガクンと落ちます。

そのほか、体型が崩れる原因には基礎代謝の減少もあります。女性の場合、基礎代謝は16~18才あたりがピークで、その後は少しずつ下降していきます。基礎代謝が落ちると、身体自体は体内のエネルギーを燃焼させたいのに、不完全燃焼をおこしてしまっている、という状態になるんですね。そのため身体に脂肪を貯め易くなるわけです。

【30代の筋肉痛は何日目に!?】
急にジョギングなんかしてみたりして、「こりゃ明日は筋肉痛だわ」と当たり前のように口にしていた20代。しかし30代ともなると、筋肉痛は翌々日…いえ、翌々日のさらに翌日、もう忘れかけた頃に「アレ、なんか太ももが痛いなぁ、何でだっけ?」なんてことも! 運動した次の次の日に筋肉痛になるのは老化の始まり、なんてことをよく耳にしますが…?

筋肉痛のメカニズムに関しては、すごく難しいというか、はっきりわかっていないことが多いんです。ですので、今から述べるのはすべて仮説になりますが、筋肉痛の原因とされる仮説は3つあります。

1番目は、疲労物質の蓄積。エネルギーを放出するために体内で化学分解が起こるわけですが、その時の燃えカスとして乳酸が出ます。それが筋肉内に残ることで痛みが起こるんですね。

2番目は、運動によって、筋肉周りにある腱などが傷ついたりした場合。そして3番目は、筋肉を修復するときの炎症によって痛みが起きる場合です。これはつまり、激しい運動によって筋肉が傷つきますが、その傷は2番目に上げた傷に比べて大きいものと考えてください。筋繊維が裂けてしまったような状態で、治すよりは新しいものを作った方が良い、というレベルです。体内では、このように傷つきすぎてしまった筋繊維を断ち切って分解し、新たに繊維を作り出すという動きが起こるわけです。そして、その過程で炎症が起きて痛みが発生する。一般的には、この3番目の仮説が"数日遅れてやってくる筋肉痛"の原因で有力なものとされています。しかし、「では何故年齢とともに遅れるの?」という疑問が上がるかと思いますが、実際のところは分かっていないんです。

【女性の肌は28歳が絶頂期!?】
肌の張りが明らかになくなってきたな…と、鏡の前でつい途方にくれてしまう時間が増える30代。10代前半の、あの吸い付くような瑞々しかった玉の肌はいずこへ? 最近では男性用のフェイスケア用品も増えていて、肌のお手入れに余念がない男子も増えているようですが…?

東洋医学の話になりますが、女性は7歳サイクルで身体の変化が出るといわれています。28歳が女性として最も充実した身体で、それ以降は年々衰えていくといわれているんです。「陽明の脈」(顔の中心ラインに近い辺りを流れるエネルギーライン、経絡)というものが東洋医学の中にありますが、これの衰えは顔にしわが出来たりする原因とされます。ちなみに男性の場合の身体変化は8歳サイクルで、32歳が男性としての機能が最も優れているとされる時期。48歳くらいから衰えてくるとされています。

【30代ではお酒が残りやすくなる!?】
日々衰えゆく我が身体に絶望してヤケ酒をあおってみたりしますが、しかし哀しいかな、次の日に残ることが多くなったように思います。やはり30代の衰えは、こんなところにも現れるものなのでしょうか?

うーん、お酒を飲んで次の日に残るかどうかということに関して、20代と30代とで大きく変わることはないと思います。が、身体の代謝能力が落ちていくのは事実です。人の身体は20代半ばくらいで完成(成熟)するという図式ができていて、それ以降はゆっくりとレベルダウンするんです。お酒が残りがちになることもあるのかも知れませんね。

【翌朝の快適な目覚めは、もう無理…!?】
しかも、次の朝の目覚めも最悪。若い頃は、もっとスッキリと目覚めていたように思うのですが?

そうですね、先ほども言いまいたように、人間の身体は20代半ばくらいで成熟するのですが、完成する以前の未成熟な身体は、身体自身がよく休ませようとする働きがあります。未成熟な状態の身体と、完全に成熟した後の身体とでは、睡眠の質も違ってくるかも知れません。

【結局、30代って良いとこナシ!?】
気持ちではまだまだ若いつもりなのに、身体がついてこなくって…。30代って、身体は弱ってくるし、アラサーって言われてもアラフォーほど話題にもならなくて地味だし…なんか何も良いことがないような気がしてならないのですが…

いえいえ、30代って、悪くないですよ。20代って、まだ何がなんだかワケが分からなくてふわふわ状態ですが、それに比べて30代は、これからの目標も見定めて、何をやるべきかはっきりしてくる年代。私は個人的に、もし戻れるなら20代より30代を選びますよ!




20代との違い