マンション2
以前、ある場所でその筋の人と話をしていました。
その筋の方は、顔見知り程度です。
時々、怪しい電話をしていました。
「お前、金魚、扱えるのか?」
とか、ね・・・・
ある日
「早く帰るから」
「大丈夫か?」
「奥さんですか?
やさしいですね(^∇^)」
「いや、違うんだよ。
部屋でな
家具が動くんで
怖がってんだよ。」
「まじっすか?」
「ソファーがな、
ガーっと
あっちからこっちに勝手に動くんだよ」
「マジっすか?」
「他にもな、
黒い丸いのが浮いていて、
集まって人型になるんだよ」
「ひぇ~」
「で、団扇であおぐと、
ふわ~っと、バラバラになるんだ。
だけどな、
すぐに
す~っと集まって
また
人型になるんだよ」
「ほんとですか~?」
「こんなんで嘘いって、どうすんだよ」
「確かにね・・・
もし、本当なら
見てみたいですね」
「見せてやりてぇよ」
その筋の方は、ある霊能者に部屋を見てもらったそうです。
すると、
「ここは霊の通り道になっている。
ドアに鏡を貼りなさい。
そうすれば、霊が通れなくなります」
すぐに実行したそうです。
確かに家具は動かなくなりました。
しかし
夜中に
ドーン![]()
ドーン![]()
誰かがドアを蹴飛ばします。
「誰だ、このやろぉ!」
流石、その筋の方です。
即行で、ドアを開けます。
しかし
誰もいません。
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おかしいなぁ
と思いながらへやに戻ります。
また暫くすると
ドーン![]()
ドーン![]()
とまた誰かドアを蹴ります。
「てめぇ、誰だ!
こらぁ!」
ドアを開けますが、
誰もいません。
霊能者に話したところ、
「それは
通れなくなった霊が、
開けろ、
開けろ、
通せ、
通せ
とドアを蹴っているんです。
鏡を外せば、ドアを蹴らなくなります」
鏡を外したら
ドアは蹴飛ばされなくなりました。
しかし、
家具は
また
動くようになりました。