ご無沙汰しておりまーす…
旦那不在中に患者さん急変→深夜の子連れ出勤
の疲れを2週間以上引きずってしまいました![]()
患者さんの死はただでさえ重いのに、子連れだとさらに重い…
(空気を読んだ?娘、途中目を覚まし、ハハの労働風景を見ていましたが、
本当におとなしくしていました。もうすぐ4歳、案外すごいね…)
で。
友人ブログのリンクを辿り、「貧困」に思いをめぐらす昨今。
DQNの教育問題ついて、またはわたしもDQNであるということ
環境という足枷 ←現在消去…もったいない。
たしかに、子どもが与えられた「環境」から脱出するのは困難…
脱出するきっかけって、どこ?
自分の場合は、いわゆる「教育熱心」な家庭であり、
両方の祖父母(大正生まれ)は、「破産」などを経験しており
身内にはけっこうな比率で、離婚経験者・独身女子が存在し…
我が家のキーワードのひとつに、
「貧困回避」「経済的に他人に頼らない生き方」がありました。
ということで、現在の自分があるのだと思います。
このまえ、こんな本を読んでいて、2008年出版のこちら
「格差、貧困、崩壊家庭…。これは日本の将来の姿か?」とあります。
どうやら、現在の日本の現実も、そう変わらない?
しかし、いまひとつ現実味を感じることが出来ません。
アメリカ下層教育現場 (光文社新書)/林 壮一
¥777 Amazon.co.jp
この本のように、 「環境」から脱出する場を(一応?)与えようとするアメリカ
それに対して日本
はどうなんだろうか…
筆者は、三流校であった
自分の高校時代をちらりと書いていますが、悲惨…
何が悲惨て、自尊感情が低いところ。
この本は、いわゆる落ちこぼれ生徒を集めた高校で
Japanese Culture
の教師として教えた経験を書いたノンフィクションです。
この本にある筆者の授業が素晴らしい。
特に 「筆者の同級生が起こした殺人事件」を扱った授業は秀逸。
なぜ勉強しなければいけないのか、学校へ行くのか?
そんな疑問を持つ中高生のハートに、訴える
ものがあるかも?
そして、これから教師になろうとしている大学生
このような授業方法を通して、生徒に考えさせる場を与えること、
生徒の自尊感情について、貧困について…などなど得るものが多いかも?
さて、「日本の貧困について」はこの本がけっこう有名。
¥861 Amazon.co.jp
この本を読むと、いったん貧困に陥れば、這い上がることは難しく、
国の力はあてにならず、貧困は連鎖する…
ということを、ひしひしと実感します。
石川啄木の歌にもあったよ…?
はたらけど はたらけど猶わが生活(くらし)樂にならざり ぢつと手を見る
というように、労働単価の安さがゆえに、まじめに長時間労働しても
貧困から抜けられない家庭…
そのような家庭への支援は不十分。
ちなみに、日本の「貧困」ラインとは
親子2人世帯で195万円、親2人子1人で239万円、親2人子2人で276万円
(いずれも可処分所得) だそうです。
そして日本
の場合、子どもの貧困率は14.3%(2005年)
OECD(=経済協力開発機構)26か国中10位
ちなみにワースト3
は、メキシコ(27.7%)・アメリカ(21.9%)・イタリア(16.6%)
そしてこの本で驚愕なのは、日本の場合
政府介入後のほうが貧困率が上昇する という事実。マジ?![]()
「貧困」という現実に、「学生時代に努力しなかった自分が悪い。自業自得」
なんていう、ある意味資本主義的な自己責任論を持ち出すのって
ちょっと不毛な気がするんだけど… 国ってこんなスタンス?
(というか、国って高齢者に超優しい気がする~。儒教の影響?
ご長寿さん
を続々作り出し。いたわっている現場の実感として。)
というように国があてにならない状況を考えれば、
自衛していくしかないのかなと思う内容でもありました。
現在のように、国
の貧困支援が弱い?社会だと
「教育熱心な家庭」「貧困でない家庭」などの子どもが台頭しやすく
格差社会が今後ますます進行するのかな。
しかし 「教育熱心な家庭」「貧困でない家庭」にも、落とし穴アリ。
今の世の中、本当に大変。 フィクションだけどリアルなこちら。
→下流の宴
親として、いろいろ考えてしまいますわ。